都筑区放課後等デイサービス FORTUNA      感動!!

こんにちは。都筑区の放課後等デイサービスFORTUNAです。

 

職員Kは大相撲を見るのが好きです。

どの力士も凄いなと思うのですが、中でも病気や怪我で大関から幕下まで陥落したのち、努力に努力を重ねて横綱にまで上り詰めた不屈の精神をもっている照ノ富士関のファンでした。彼は今年の初場所で惜しまれながら引退をしてしまい非常に残念な気持ちになりましたが、彼の不撓不屈の精神は未だもって私が心折れそうなときも力をくれると思っています。

<実は照ノ富士関は、故郷モンゴルの数学オリンピックで金メダルや銀メダルを獲得するぐらいの頭脳明晰で、2学年も飛び級で高2から大学に進学した秀才なのです>

 

その大相撲初場所で豊昇龍関が巴戦を制し、2度目の優勝と横綱昇進を決めました。土俵上では叔父の朝昇龍関と同じように、闘志むき出しの態度は賛否を呼びました。

 

そんな荒々しいイメージの豊昇龍関だったのですが、昨日、ニュースで彼の知られざる一面をみて感動しました。

横綱昇進の伝達式を終えた豊昇龍関の隣にはダウン症の若者(久保田君)がおり、優勝記念パレードでもオープンカーに一緒に乗っている姿を見ました。*実名報道されているので姓は書かせていただきます

 

出会いは約5年前らしく、豊昇龍関の恩師が指導している相撲の少年団に稽古をつけにいったことがきっかけのようですが、豊昇龍関は「ダウン症という障害をもちながら、相撲で頑張ることは凄いこと」と久保田君を弟のように可愛がりずっと支えてきたようです。

 

2023年の名古屋場所で初優勝を遂げたときに、パレードのオープンカーに彼を乗せようとサプライズを考えていた豊昇龍関でしたが、久保田君は先に帰ってしまいその願いは叶いませんでした。

 

それから「優勝して、パレードの車に彼を乗せる」と彼と約束した豊昇龍関は、約束を守ろうと頑張りますが、なかなか優勝などできるものではありません。

そして昨年の九州場所、勝てば優勝、彼と一緒にオープンカーに乗ることができるという大チャンス。しかし勝利の女神は微笑んでくれず、琴櫻との相星決戦で惜しくも敗れ、約束を果たせずにいました。豊昇龍関は非常に悔しかったにちがいないでしょう。

 

そして今回2度目の優勝。勝負前の険しい表情ではなく、満面の笑みでオープンカーにのる豊昇龍関の横には、また同じように満面の笑みを浮かべ喜ぶ久保田君の姿がありました。自分に課した非常に重い約束。それを成し遂げた豊昇龍関の笑顔に、私は非常に感動し誠の漢を見ました。

 

MLBの大谷選手をはじめ、有名なアスリートたちはこういった活動に力を入れている人が多いです。実際、Jのチームの選手達も1~3のカテゴリー関係無しで地域の人たちに何かしら貢献しようと様々な活動をしています。

 

マスメディアもこのような活動に対してもっと報道してあげて欲しいです。なかなか明るい話題が少ない今の世の中、こういった心温まる話題は人間関係におけるギスギス感を緩和し、貴重な潤滑剤になるのではないか思います。

 

私たちFORTUNAに通ってきてくれている子どもたちにも大なり小なり困り事があります。私たちはそのような子どもたちを真剣に支援しようと毎日療育プログラムを考え、支援に取り組んでいます。その結果、通っていてくれている子どもたちの多くの困り事が減り、出来ることが多くなり自信をつけてくれています。

 

そんな姿を見て、「真剣に療育に取り組んで良かった」と思っています。

 

これからも豊昇龍関に負けないように子どもたちの成長のために頑張っていきたいと思います。

 

放課後等デイサービス FORTUNA