こんにちは。都筑区の放課後等デイサービスFORTUNAです。
土曜日から、プロジェクションマッピングを用いた専門的な運動療育を始めました。
実際、FORTUNAの職員たちも事前に二時間ぐらいかけて機器をセッティングをし、自分たちでも試してみました。
見た目はアーケードゲームのようで、大人たちの職員も楽しそうにやり始めたのですが、これが案外難しいのには驚きました。
モーションキャプチャーをご存じの方もおられるかと思いますが、現在のプロの世界ではパーソナルトレーナーと一緒に動画を撮りながら、自分の動きを正確に分析するのが主流になっています。
今回、子どもたちにやってもらっていることも簡単に言えば、このモーションキャプチャーと同じで、身体の関節の位置や重心の位置が前方のスクリーンに映し出されるので、子どもたちの身体の動きや使い方がよくわかります。(子どもたちは自分たちの身体がマッチ棒のように映し出されるのをみて興味津々でした)
それを踏まえて、今回実践したトレーニングメニューの一つをあげてみましょう。
DCDとは、手と手、目と手、足と手など複数の身体的部位を協力させて行う運動が困難な障害です。即ち、ボールが飛んできた場合、目で見て移動をして捕球をするという動作が苦手と言うこととなり、敏捷性も欠けてしまいます。
敏捷性とは簡単に言えば”素早く動く”と言うことなのですが、今回のトレーニングは、目で見て前から迫ってくるものを左右に素早く動きながらキャッチするというトレーニングでした。要は反復横跳びの動きの練習ですね。(本来の運動というものの動きは、前後左右なのですが、それが難しい子どもたちなので、まず左右の動きから学んで貰うことにしました)
先程のモーションキャプチャーでみてみると子どもたちの重心(赤色で表示)は上下に激しく動いていました。本来は赤い印が横へ平行移動するのがベストなのですが、上下への無駄な動きがあるために横への動きが遅くなるのです。これは脚の運びが正しく出来ていないことを物語っています。
今後はこういう点に注意しながら指導していくと、身体の動きに改善が見られるだろうと予測がつきました。
また前方のスクリーンや足下のスクリーンにカラフルな映像が映るため、よく見て反応するというビジョンTRの要素が加わっています。それにコーディネーションTRの敏捷性の要素が加わっているので、DCDの子どもたちにとっては非常に重要なトレーニングだと感じました。
これは幾つもある種目の一つでこのようなTRの種目がたくさんあるので、飽きることなく楽しみながら練習できると思います。
ただ、TR時間が長いため平日にやるのがなかなか難しいのが残念ですが、仕方ありません。
土・日・祝はできる限りこのTRをやっていこうと思うので、興味のある方はお問い合わせ下さい。
放課後等デイサービスFORTUNA
045-414-2016