こんにちは。都筑区の放課後等デイサービスFORTUNAです。
今年の夏も、梅雨が明けてからは、一段と暑い日々が続いています。北海道では、今までに経験したことがない程の気温の上昇で40℃近くにまで上がる予想が出ています。
体調不良で発熱した場合、38℃を超えた場合は意識が朦朧としてきて、39℃になると殆ど立っていられなくなります。
外気温がそこまで上がるというのは、かなり危険な状態だと思います。
教室もAC全開+冷風機全開+サーキュレーター全開で対応しておりますが、それでも追いつかないのが現状です。
前日に麦茶をたくさん作って冷やして準備はしておりますので、持参してもらった水筒の水やお茶がなくなっても対応出来るような体制を整えており、熱中症対策として子どもたちにはこまめな水分補給をしてもらえるように心掛けております。
さて、子どもたちに取っては楽しい夏休みが始まりました。夏休みの期間は二学期からの子どもの成長にとって非常に重要な位置づけとなります。
もうすでに二学期の準備は始まっているのです。
教師時代の経験から言いますと、夏休みの過ごし方を間違ってしまうと、二学期の子どもの学校生活が荒れてしまったり、学校に行きたくなくなる子が増えたという印象があります。
またそれが酷くなってしまうと、最悪、学級崩壊ということにもなりかねません。学年主任の時は、まさしく両隣の教室がその状態になり、私が介入し元に戻すのに非常に時間が掛かった経験があります。
二学期が始まって、このような状態はその後の小学生の子どもの成長にとって非常に良くないものなのです。
なぜ、子どもたちがこのような状態になったのかを学年主任会議、職員全体会議など職員間でいろいろ調べた結果、夏休みの生活態度が規則正しくなかった子どもの多くが二学期からの生活が上手くいかないことがわかりました。
一例を挙げれば、
・夜遅くまで起きており就寝時間が午後10時、11時、またはそれ以上、起きていた子ども。
・時間制限を設けず、一日の大半をゲームや動画を見て過ごす子ども。
・起床が午前10時以降の子ども。
・子どもたち同士で、毎日、遅くまで友だちの家でゲームなどをして過ごした子ども。
・帰省先でわがままが通ったために、帰ってきてから気持ちの切り替えが上手くできなくなった子ども。
・やるべきであるにもかかわらず、学校から出された課題をやっていない子ども。そのことで、学業が遅れてしまった子ども。
たちなどは、二学期に入ると学校で荒れたり、学校に行きたくないと不登校になってしまうことがありました。
今は世の中がいろいろと変わってしまっているので、昔の話をするのは少し違うのかもしれません。
しかしその当時の結論としては、「学校生活においては教師、休みの日は各ご家庭での生活指導が重要」で、学校という集団生活から家庭という個人生活への移行について深く考えさせられる機会となりました。
ほとんどの子どもは今も昔も、自分がやりたいこと、自分が楽しいことをやりたがります。逆に自分がやるのが面倒くさいことや嫌いなことはやりません。どちらにしても、大人が止めたり、やらせようとすると駄々をこねることに変わりはありません。
ここで問題になるのは、大人が子どものためを思って厳しく言うことは決して悪いことではなく、逆に子どもの心配をしすぎ=過干渉状態や子どもの言いなりになってしまうことが、将来的に社会の荒波に出て行かなければならない子どもたちの社会的自立を結果的に遅らせてしまうことになりかねないということです。
小学生においては、大人になってからの社会生活に近い経験が出来るのが小学校での生活となります。その経験を積むことが苦手で小学校に行きづらい子どもたちをそのままにしておくと、社会的な自立が難しくなると、私は考えており、そのために少しでも練習を積んでもらう場所としてFORTUNAのような教室を運営しています。(だからFORTUNAでは、ただ子どもを預かる、見守るというような療育は行わず、いろいろなことに挑戦してもらいながら、得意なことを増やし、苦手なことを少なくするために、5領域に沿った療育プログラムを毎日内容を変えて実施をしております。活動の様子は弊社ブログで毎日更新しております)
子どもたちが二学期にスムーズに移行できるかどうかは、「この夏休みの間、規則正しい生活をおくれたかどうか」にかかってくると思います。
子どもたちにも夏休みに入り、「規則正しい生活をおくりましょう」と教室ではことある毎に子どもたちに話しております。ご家庭におかれましても、各ご家庭の都合や考え方があるとは思いますが、就寝時間、起床時間、ゲームや動画視聴に費やす時間等については、FORTUNAとしてはご配慮頂きたいと思っております。よろしくお願いします。
放課後等デイサービス FORTUNA