こんにちは。都筑区の放課後等デイサービスFORTUNAです。
子どもたちの中には、秋の運動会の練習も始まっている子どももいるようです。
FORTUNAに来てくれている子どもの中にも、運動が得意な子どもや苦手な子どもなど、様々な子どもがいます。
保護者の方の連絡帳を見ていると、それに関連した言葉や文章が多くなってきたように思います。
それと共に自信が無い子どもたちの中には、いつものような元気がなくなっている子どももちらほら見え始めました。
運動会は言い方は悪いですが、「たかが運動会」です。出来る子もいれば出来ない子もいる。テストが出来る子どもがいるのと同じです。
だから私は、心配している子どもたちには「精一杯練習して、やったらどう?できなかったらそれは仕方ないから、また練習すればいいよ」という声掛けを、子どもたちのパーソナリティや様子を見て言うようにしています。
一番が取れたらそれはかっこいいし、自慢もできるのかもしれませんが、そのためにはまず努力が必要です。その上に、その時の体調や運なども当然関係してくるので、やれることは地道な努力しかありません。
FORTUNAでは子どもたちに、自分のやりたいことばかりでなく、苦しいことにも挑戦する大切さ(努力)を教えています。
失敗することもあるでしょう。しかし、それも人生。「まっいいか。次は頑張ろう」という前向きな考えを常に持てるように成長していって欲しい思います。
子どもたちには、個性があります。だから全員が同じように成長していくことは難しいのです。しかし、真面目に通ってきてくれている子どものほとんどが、自分のペースで少しずつ、成長してくれていて「出来た」の数はとても多くなっています。
保護者の方においては他の子どもとの比較は何の得にもなりません。その子どもたちが何かに真剣に取り組んでいることを、遠目からみて温かく応援してあげて下さい。
子どもがなかなか成長出来ない理由の一つに、保護者の過干渉があげられることがあります。それも非常に細かいことでの過干渉です。ある保護者の方は、その過干渉を愛情の表現と言われたことがありますが、今まで非常に多く(何千、何万)の子どもたちを見てきた私は全くそうは思っていません。
その子が成長し、大きくなったときのことを想像できず、今しか考えられず、本来子どもがその年代で自分で解決できる、解決しなければならないことを、親が勝手に「子どもが可哀想」と思い込み、先回りして簡単な障害物をコッソリ取り除いてしまうことで、こどもの経験値は極端に下がるのです。結果、大きくなってもやれることは残念ながら少なくなってしまいます。すると、自立はおくれてしまいますよね。
「可愛い子には旅をさせよ」とはよくいったもので、経験に勝る勉強はないと思います。どんな子どもでも案外できるものなのです。過干渉と寄り添うは全く別物です。
連絡帳でお知らせただいている子どもたちには、手を変え品を変え、来てくれたときには運動会で力がでるように声を掛けています。ご家庭では結果はどうであれそれまでの過程を大切にしてあげてください。努力していたなら多いに褒めてあげてください。
長い人生、努力もせず、他人任せで、全て自分の思い通りに行くことなど絶対にないのですから。
放課後等デイサービスFORTUNA