都筑区の放課後等デイサービス FORTUNA  面談開始

こんにちは、都筑区の放課後等デイサービス FORTUNAです。

 

2024年度を迎えるに当たり、保護者の方との面談が始まりました。

 

FORTUNAを利用されている保護者の方々には、平素から連絡帳やお手紙、送迎時にお子さまの様子をフィードバックさせて頂いておりますが、平日などにおいては次の送迎があるなど、実際にはあまり時間が取れていないのが現状です。申し訳ありません。

 

その点、面談ではお子さまの日頃のFORTUNAでの活動の様子を伝えたり、学校やお家での生活の様子を聞き取ることが十分にできるので、この機会を非常に重要であると考えており、約1時間ぐらい(またはそれ以上の場合もあります)をかけて行っております。

 

個人面談は、見学や体験時と同じように事前にシートにご記入頂き、現時点での子どもの様子をふまえ、通所してもらってから子どもがどのように成長していっているか、「出来るようになったこと」が増えているかを確認し、個別支援計画も含め、次の目標を決めるために行っています。

 

そうした中、昨日のブログにも掲載させて頂いた保護者様のお子さまのように「出来るようになったこと」について、保護者の方から、感謝の言葉を頂けることは、職員たちは皆大変嬉しくまた有り難く思っております。

 

学習面においては、FORTUNAで過ごす時間はあまり多くありませんので、ひらがなやカタカナ、四則計算などの基本を学ぶためには、小学校での授業が大変重要だと思っております。しかし、それがあまりできていない子どもたちには、FORTUNAでも時間が許す限り、その子どもが出来る課題については取り組んでもらうようにしており、やり終えたプリント類は保護者様に返却して、どこまで出来るようになったかを説明し、次の課題に取り組めるようにしております。

 

また、集団活動面においては、タイムスケジュールに沿って、気持ちや行動の切り替えがスムーズもしくはある程度できて着席することが出来ている子どもたちには、例えプリントが出来ていなかったり、解答が間違っていたとしても約20分間着座(学校では5分と着座できない子どもたちもいます)が出来て課題に取り組めていることに、まずは「出来た」の評価をするようにして、褒めるようにしています。

 

おやつの時間などは、おやつを配る係、いただきますを言う係、食べた皿を引き取る係、ご馳走様を言う係、自分周囲の食べこぼしの清掃は各自でなど、子どもたちに役割を与え、自らやって貰うことで責任感も学んでもらっております。また、食事やおやつの時間は出来るだけ静かに食べるようにもしています。(子どもたちにFORTUNAではどうやってるの?と聞いてみてください。お家でもやれると思います)

 

面談においては、FORTUNAでの集団活動にお子さまがどのような関わりをもって活動しているかの様子をお話しさせて頂くのですが、伺っているとお家で見せる態度とはまるで違い「うちの子はそんなこともできるのですか?」と驚かれる保護者様も多くおられます。

子どもの「出来る力」は大人の想像以上です。「あれもダメ、これもダメ」、「出来そうにないから大人がやってあげる」、「うちの子は○○が大好きだから、それをやらせている」、「言うことを聞かず、仕方がないから子どもの言うとおりにする」では子どもの自立する心にブレーキを掛けてしまう可能性があると考えています。

大人の方々は、人生を生きていく上で自分の思い通りにならないことのほうが多いことはご存じだと思います。だからFORTUNAでは、好きなことや苦手なことも含め、色々やらせてみることが非常に大切な経験となり、子どもの成長において非常に重要だと考えて療育を行っているのです。

 

このようにFORTUNAにきて集団の中で自分勝手な生活をおくるのではなく、他者を意識して生活する。そしてそれが出来ていることこそが社会性を少しずつ学んでくれている証拠です。「うちの子はお家ではダラダラして」というお声も耳にしますが、家以外の場所で頑張っている分、お家はゆっくりできたり、ちょっとのワガママが許される場所となるのではないでしょうか?(当然、全てを受け入れ、子どもの言いなりでワガママ放題、好き放題はよくありませんが)

 

逆にお家をいい子で過ごし、外で好き放題、ワガママ放題では、成長していって中・高校生になるに連れ社会という集団に入らざるを得なくなった場合、自立できず、生活することに困る可能性があるとFORTUNAでは考えております。

すなわち社会は他者との上手な関わり合いで成り立っており、悪い言葉や態度、自分のワガママが通ることが習慣化されてしまうと、他者で成り立っている社会に馴染むことは難しくなり、自立した生活を営むことは難しくなると思います。

 

私の経験上、教師だった時代は、1クラス50人ぐらいで、個性的な子どもたちがおり、非常にユニークではありましたが、集団での活動で他者を思いやる気持ちを持つことや、自分ができないことに挑戦してもらう、みんなと協力する、ルールや約束は守るということを大切に教室運営を行っていました。そのため、どの年度も特色のある楽しい学級を築けました。(今は皆、成人して立派な社会人になってくれています)

 

FORTUNAでは、10人ぐらいとその時よりかなりの少人数ですが、その経験を活かして、他者との関わりがある集団で活動することの重要性を、個人面談等を含めこれからも説いていきたいと思います。

 

 

放課後等デイサービス FORTUNA