都筑区放デイ  FORTUNA  子どもの癇癪について ①

こんにちは。都筑区の放課後等デイサービスFORTUNAです。

 

学びの力の話の前に、困り事の中に癇癪があげられるこどもについて少し述べたいと思います。

困り事のある子どもが癇癪を起こす原因は、多岐にわたります。またそのために頻繁に癇癪を起こしてしまったり、非常に激しい癇癪を起こしたり、なかなか怒りが収まらない場合もあります。

 

子どもに癇癪を起こさせないようにするのが、予防的観点から良いと思われますが、理由がよくわからない場合もあります。

FORTUNAでは、子どもの様子を見ていた職員からの情報を共有し、対処するようにしています。

 

よく見られるのが、不規則な生活による睡眠不足や偏食などの生理的要因です。感覚過敏なども生理的要因に入ります。

ご家庭におかれましては、遅くまで起きてゲームなどをさせない。偏った食事にならないように気をつけてみてください。感覚過敏の子どもに癇癪が見られた場合、FORTUNAでは子どもに何が嫌で癇癪を起こすのかを別室で聞くようにし、そのストレスの原因がわかった場合は、物理的に可能であるならばそれらを取り除くようにしています。

 

自分の欲求が満たされない時に見られる癇癪は、様々な原因が考えられます。

1:こだわりが強い。

自閉症スペクトラム障害の子どもには、強いこだわり傾向が見られる場合があります。そのため、自分のこだわりが通用しない場合に癇癪がみられることがあります。将来の社会性を重要視しているFORTUNAでは、他のお友だちに迷惑が掛かるような行為が繰り返される場合は、癇癪に対して「他のお友だちが困っているよ」などの声掛けをし、クールダウンをやり易い環境に置くために別室に移動してもらい、職員がコミュニケーションを取りながら癇癪の理由を聞くようにしています。

 

2:かまって欲しい欲求。

困り事がある子どもたちの中には、言葉で伝えることや表現することが苦手な子どもも多く、自分の要求が通らなかったり、かまって欲しいときに癇癪を起こすことがあります。FORTUNAでは、過度の干渉はしておりませんが、癇癪を起こしている子どもたちが癇癪のかわりに自分の気持ちの表現が正しくできるように、様々なアプローチを行うようにしています。

 

3:勝ち負けへのこだわりが強い。自分の思い通りにならない。

困り事がある子どもは想像するのが苦手なため、自分の想像していない出来事が起った場合に癇癪を起こす場合があります。癇癪を起こさせないためには、そういったこともあるということを事前に伝えておくことが重要です。FORTUNAでは、勝ち負けにこだわりがみられる子どもには、負けた場合のことを考慮して事前に「負けることもあるさ」「まっ、いいか。次、頑張ろう」という声掛けを常にするようにしています。また、勝った側には、負けた子どもの気持ちを考えてもらうため、負けた側の気持ちを考えて、過度に喜ばないようにし、勝ったときの喜び方、負けたときの悔しがり方の練習をしています。

 

4:ルールを知らない。

困り事がある子どもの中には、ルールの意味がわかっていない。ルールがあることを知らない子どももいます。そのような場合は、自分がやろうとしたことを強制的に止められたと感じ、癇癪を起こす場合があります。FORTUNAでは、プログラムを行う前に、子どもたちにわかりやすい方法でルール(約束事)について説明をしてからプログラムに取り組むようにしています。

 

次回は、自分をコントロール出来ない場合に起こる癇癪についてお話しします。

 

 

放課後等デイサービス FORTUNA