都筑区放課後デイサービス FORTUNA  限局性学習障害(LD)について②

こんにちは。都筑区の放課後等デイサービスFORTUNAです。

 

二学期も始まり、ほとんどの子どもたちは通常の生活に戻れたようで、FORTUNAでは落ち着いた生活をおくることができています。

残念ながら、1~2人の子どもに学校への行き渋りの様子がみられますが、FORTUNAには休まずに来てくれているので、子どもと面談をおこない、学校に行きたくない理由を聞きながら、職員全員で対処法を考えています。

 

さて限局性学習障害(LD)についての2回目です。

 

今回は、ディスレクシアと呼ばれるものについてです。

 

限局性学習障害(LD)の中でも、学習面で特に支援が必要なものがディスレクシアです。これは、学習障害の一つのタイプとされ、発達には遅れはないのに文字の読み書きにだけ困難があり、そのことによって学業不振になったり、二次的に学校不適応などが生じる疾患です。

知的能力の低さや勉強不足が原因ではなく、脳機能の発達に問題があるとされています。そのため発達障害の中の学習障害に位置づけされており、DSMー5では、限局性学習障害のなかで読字に限定した症状を示すタイプの代替的な用語としてディスレクシアを使用しても良いことになりました。読字に困難があるため、書字にも困難が見られます。

 

学習の基礎的な能力である「読み書き」に関して、特徴のあるつまづきや習得の困難さを示すため、たとえ計算能力等に問題がなくても、そもそも教科書の文章を読むことができません。

その結果として、全教科にわたる学力不振につながってきます。

また学力不振により、「勉強がわからない」「他者と自分を比べてしまう」などの心に変化が出てくることで、学校に行きたくなくなるということも見られます。

 

ディスレクシアかどうかの判断は、教師、医師、心理士などの専門家による総合的な判断が必要となりますが、可能な限り早期に発見し支援を開始することが、その子のその後の学力の向上や二次的障害の予防や軽減のためには、大変重要になってくるのです。

 

<続く>

 

放課後等デイサービスFORTUNA