こんにちは。都筑区放課後デイサービス FORTUNAです。
保護者の方から続きを聞きたいという要望を頂戴致しましたので、話せば非常に長い話なのではしょって書きます。
前回の続き
真っ暗な-20℃のバスターミナルに一人取り残された私ですが、そこに救世主が現れました。
先程の公衆電話のところで遭遇した英語のわかるカップルが心配になって戻ってきてくれたのです。
「結局どうするの?」「おまえ、大丈夫か」と優しい言葉を掛けてくれるのですが、やはり異国の地。100%信用することはできません。恐る恐る、「どうしたらよいのかわからない」と答えると、「スロバキアの友だちの電話番号は知っているんだろう?なら、俺が電話してやる」といって彼女にも「おまえいくら持ってる?」と聞いてくれ自分たちの財布から小銭(スロバキアはコルナという硬貨です)をかき集めて、私の友だちに電話をしてくれました。
電話が掛かって、その彼がスロバキア語で何かを話してくれています。しばらくすると「はい。変わってだって」と受話器を渡してくれました。
半泣き状態で電話に出ると、「今どこにいるの?」と聞かれましたが、字も読めないのでスロバキアのブラティスラバのバスターミナルとしか答えられません。「どのバスターミナル?」と言われてもバスターミナルが幾つあるかも知りません。
「わからない」と答えている内に小銭がカチャンカチャンと凄く速いスピードで飲み込まれていきます。「あー、どうすれば」と焦ったのですが、「恐らく◎◎のバスターミナルだと思うから、絶対にその場所から動かないでね。午前3時過ぎには着くと思うから」と聞こえた瞬間に、小銭が終了し、無情にもツーツーという音に変わりました。
「えー!午前3時。約3時間やん」
電話が終わるまで待ってくれていた先程のカップルも、「連絡ついたみたいで良かったね。あまり動かず気をつけて待っていることだな」といって、去って行きました。本当は友だちが来るまで一緒に待っていて欲しかったのですが、そんな無理も言えません。
午前3時までこの寒くて暗い中を一人で待たなくてはならない。あたりはコーラの自販機の明かりぐらいしかありません。
実は友人が住んでいたところは、スロバキアの東部コシチェという街でした。そうです。都筑区から鶴見区の友だちに電話をした感覚でしたが、実は大坂から東京の友だちに電話して、迎えに来てと言ったのと同じ状況だったのです。よくよく考えて見ると友だちはスロバキアに住んでいて、電話番号を知っているだけ。
逆に考えれば、友だちにとって私は日本に住んでいて電話番号を知っている関係だけで、深夜に関西国際空港について横浜に住んでいる私に日本に着いたから迎えにきてと言っているのと同じだったのです。大馬鹿者間違い無しです。
さて、-20℃のブラティスラバの国際バスターミナルでの深夜の約3時間。私に次なる試練が・・・
続きはまた今度
都筑区放課後デイサービス FORTUNA
都筑区放課後デイサービス FORTUNA スロバキア②