都筑区放課後等デイサービス FORTUNA   支援級と普通級

こんにちは。都筑区の放課後等デイサービスFORTUNAです。

 

TVを見ていると、クリスマスの話題や通販番組ではおせち料理の話題も出始めました。ここ数日は気温も下がり、雪だよりも聞こえ、年の瀬も段々と迫ってきたように感じます。

 

学校では来年度のことを見据え、そろそろ学級編成についての話題が出始める頃です。教師側にとってもクラス編成はいろいろ考えなくてはならず、胃が痛くなる時期なのです。

 

時間が経つのは早いもので、もうすぐ今年も終わるのかと思いつつ、FORTUNAに通ってくれている子どもたちに関しては、子どもたち個々の違いはありますが、職員全員が着実に子どもたちの成長を感じることができており、大変嬉しく思っています。

 

さて今日のテーマは支援級と普通級です。

 

「普通級のほうが支援級より良い」という考え方を持たれている方も現実的にはおられます。しかし学校現場の現実としては、普通級であっても離席する子や大声を上げる子などがいる場合もあり、一概に「普通級のほうが支援級より良い」とも言い切れません。

 

そうは言っても、FORTUNAの保護者の方で支援級から普通級への転籍を望んでおられる方もおられ、この2年半で実際に転籍された子どもの数も非常に増えています。その点から考えると「転籍をさせたい」という希望をお持ちの保護者の方の要望には、しっかりとお応え出来ているのではないかと思っております。

 

一方、FORTUNA側が転籍が可能であると判断し、学校からも転籍を勧められている子どもの保護者の方の中には、支援級での継続的な支援を求められる方もおられます。

理由は、普通級に入るとあまり目をかけて貰えない可能性があり、それならば、その子に手厚い支援をしてくれる支援級のほうが、長い目で見て子どもの成長にとって良いのではないかという考えをお持ちだからです。

 

子どもたちにとっての幸せとは何なのでしょう? 保護者では無い私たちが勝手に決めることはできません。子どもたちが幸せを得るための計画づくりを、保護者の方のご意向に添いながら、短期の計画としてみるのか、はたまた長期の計画としてみるのが良いのかをよく考えて行っていかなくてはなりません。

 

このような問題が起こったときに保護者の方からのご相談で多いのは、やはり子どもの学校での様子と学校における先生の子どもに対する対応についてです。本来、教育に差があってはいけないのですが、保護者の方から面談等でお話を伺っていると、非常に熱心に支援されている学校もあれば、え?と耳を疑うような支援を行っている学校もあるようです。

 

この転籍問題に関しては、各小学校において支援の方法や熱量が違うために、私たちにとっても非常に悩ましい問題となっています。

 

FORTUNAでは子どものより良い成長のために、専門的な支援としての認知行動トレーニング(コグトレ)を取り入れています。しかし、平日の療育時間は短いので、長い時間療育が可能な土・日をうまく利用しながら、今後も専門的な支援活動の一環として職員一同が認知行動療法を学び、腕に磨きを掛けて参ります。

また将来的にその子にとって一番良い選択が出来るように、保護者様と子どもの情報を共有しながら、長い時間、子どもの様子を見ることが出来る土・日に、平日にはできないいろいろなプログラムを組み込んで子どもの成長を促していきたいと考えております。

そのことによって子どもたちの出来ることはもっと増えるでしょうし、それに伴って子どもたちの将来についての選択肢も増えてくるはずです。

これからも子どもたちの成長のためにご理解とご協力をよろしくお願いします。

 

 

放課後等デイサービス FORTUNA