こんにちは。都筑区の放課後等デイサービスFORTUNAです。
定型発達の子どもたちは、5歳~7歳にかけて以前にお話ししたようにプレゴールデンエイジに入り、その後ゴールデンエイジに繫がっていき、運動能力が飛躍的に発達していきます。そして子どもたちは成長に伴い、走る、跳ぶ、投げるなどに挑戦していくことになります。
このような複雑な運動を遂行するためには、多様な基本的運動技能を獲得し、さらに習熟段階への途上にあることが求められます。
しかし、基本的な運動技能が未熟であったり、複数の運動を協調的に組み合わせて実施することが苦手な子どもの場合(DCD傾向の子どもなど)、運動課題の遂行が困難となってしまいます。
そのため対象児の運動発達の段階を把握し、課題となる運動を分析をすることによって、適切な指導・支援の方法を選択していかなければなりません。
子どもの運動能力をみるのによく使われるのがスキップです。スキップは運動能力を獲得する上で必要なコーディネーションの7つの能力(リズム・バランス・変換・反応・連結・定位・分化)のうち、主にリズムと連結の能力が必要になってきます。
スキップの動きを簡単に分析すると、後ろ足で2回連続キックして軽く飛び上がりながら、膝を高く上げて前にステップするという動作です。そこに腕の動きも加わってくるのです。
ポイントはテンポよく弾む動きを学んでいくことです。
まずは、スキップができない子どもの指導としての注意点は、練習を順序だててやることです。
準備運動として、左右の片足立ち(5秒)に挑戦してみましょう。
そのあと、一例として、
①まずは、ケンケンを連続して行えるようにする。(左・右)左・左・左・左 右・右・右・右
②右右、左左、右右、左左(トン・トン トン・トン トン・トン トン・トンのリズムです)
③次に右・左・右・左・右・左とできるようになる。
④重心を前方に置きながら、左右交互(右・左・右・左・右・左)と出来るようになる。(進まなくてもよい)
⑤左右交互に跳びながら前に進む練習をする。
⑥スムーズにスキップができるように挑戦する。
*見るべきところは、脚の動きに意識がいきすぎると腕と脚が一緒に出てしまうことがあるので、その場合は、腕を振って大股で歩く練習をすれば上手くいきます)
このリズムに乗ってテンポよく弾むことができだしたら、ゴールは間近です。
FORTUNAでは、一つ一つの動きに関しても分析をしながら、子どもたちに「出来た」という達成感をあじわってもらい自信をもたせることを念頭に入れた療育を行っています。
簡単にできるので、ぜひご家庭でも試してみて下さい。
放課後等デイサービス FORTUNA