都筑区放課後等デイサービス FORTUNA  「投げる動作」について ①

こんにちは。都筑区の放課後等デイサービス FORTUNAです。

 

今回は、先週の土曜日に行ったグランドでの運動療育の中でボールを使用しました。このボールを「投げる動作」についてご質問がありました。

子どもの発達について少しでも興味をもっていただいていることをありがたく思います。

 

それでは「投げる動作について」の説明を少しさせていただきます。

 

幼少期すなわち12歳までのゴールデンエイジの時期は、スキャモンの発育曲線からもわかるように神経系の発達が著しいということを少し前のブログでも書きました。

 

すなわち、投げる動作の習得のためには、この時期に「投げる動き」をたくさん行うことが重要なのです。

私が学んだ日本スポーツ協会<JSPO>(旧日本体育協会)でも言われていることですが、幼少期は動きの獲得やその質の向上に最も適した時期なのです。従って多様な動きを経験し、さまざまな基礎的動きを身につけることが子どもたちの未来にとって重要となってきます。

 

では今回、「投げる動作」について少し考えてみましょう。

投げるという動作、動きとは、いろいろな投げ方で、投げる対象物を様々な角度・距離・方向へ投げたり、速くや正確に投げる動作のことをいいます。

「いろいろな投げ方」とは、両手あるいは片手による上手投げ、下手投げ、横手投げなどがあります。

 

JSPOの指針では

パターン1:上体は投げる方向に正対したままで、支持面の変化や体重の移動が見られない。

パターン2:両足は動かず、支持面の変化はないが、反対側へひねる動作が入って投げる。

パターン3:投げると投げた腕と同じ側の足のステップによって支持面が変化する。

パターン4:投げる腕と逆側の足のステップが伴う。

パターン5:パターン4に加えて、腕を振り上げる動作が見られる。

の5つに分けられています。

*支持面とは、身体を支える接地部分の面積のことをいいます。(基本は足裏です)基本的に、支持面が広いほど安定し、狭いほど不安定になります。すなわち支持面が広がるほどバランスを保ちやすくなります。難しいかもしれませんが、支持面から重心が外れた場合は倒れてしまいます。だからこの支持面と重心の関係性や重心移動については考えることは大切です。そのため、正しい知識をもった指導者から正しい指導を受けることは重要です。

 

次回からは、なぜ子どもたちに両手投げから教え始めたのか?や投げる動作の基本である「上手投げ」について詳しく説明していきます。

 

 

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