こんにちは。都筑区の放課後等デイサービス FORTUNAです。
今まで暖かい日が続いていたのですが、また曇天で寒い日に逆戻りしてしまいました。しかし、よく考えると季節は冬まっただ中なので、寒いことは当然と言えば当然です。風邪などひかないように、気温の大幅な変化に注意したいものです。
今回は境界知能の3回目です。「境界知能」の前に、まず「知能」というものを知っていただくために、いろいろと説明することがあるので、小難しい話が続きますがお付き合い頂ければと思います。前回はWISC検査について簡単に説明をしました。少し、ご理解いただけたでしょうか。
さて今回は、WISC検査などの知能検査の脳機能への位置づけを表現するための、「神経心理ピラミッド」について説明します。
(紙にピラミッドを書いて頂き、その中を9つに分けてもらえばできあがりです)
神経心理ピラミッドとは、認知機能が階層構造(ピラミッド型)を形成していると仮定したものです。
階層は9層からなり、下層の一番下<基礎レベル>から始まり、上層の<高次レベル>で構成され頂上は【自己同一性】が位置づけされていると考えられています。
(9つの階層は下から、①意欲、②覚醒・警戒、③制御、④注意と集中、⑤コミュニケーションと情報処理、⑥記憶、⑦論理的思考・実行機能⑧受容、⑨自己同一性となっており、①に近いほど基礎レベル、⑨に近いほど高次レベルとされています)
この9つの階層からなるピラミッドを想像していただけたでしょうか。
このピラミッドにおいては、知能検査の位置づけから考えると【下の階層は、その上にある機能に影響を及ぼして階層を構築している】と考えられています。例えば、①、②、③、④が⑤に影響を与えているということです。
WISC検査において、FSIQと①VCI②VSI③FRI④WMI⑤PSIがあること、またこの5つの指標には、それぞれ2個づつ計10種類の下位指標検査があること、さらに5種類の補助指標があり必要があれば行う検査であることを前回説明致しました。
このピラミッドにおいて、ピラミッドの中間に位置する階層は(下から順にあげていくと)、④注意と集中、⑤コミュニケーションと情報処理、⑥記憶、そして⑦論理的思考力・実行機能という4つの階層に分けられています。
WISC検査における下位検査項目から考えると、WISC検査はこのピラミッドにおける中間部分を構成する、この<注意と集中>、<コミュニケーションと情報処理>、<記憶>、そして<論理的思考力・実行機能>という階層を測定したものと考えられます。
このモデルによると、先程も書いたように上の層は下の層からの影響を受けるので、知能検査の結果は例えば下の層の①、②、③の機能が合わさったものが④ということになります。
例えば、いくら⑤の能力に秀でていても、最下層の「意欲」がない、すなわち検査へのやる気がなければ検査結果は低く出てしまうのです。
また最近注目されている⑦の論理的思考や実行機能以上の上層については、知能検査とあまり関係性がないと解釈されています。
実行機能とは、「目標を設定してその過程を計画し、実行していく」機能のことです。
次回は、この<実行機能>について書いていきます。
また、これからは、できる限りわかりやすい表現を用いて説明をしていきます。どこかのタイミングで【IQは高いが要領が悪い子、IQは低いが要領のいい子】などについても説明していければと思っております。
興味のある方はお読みください。
放課後等デイサービス FORTUNA