都筑区放課後等デイサービス FORTUNA  境界知能について④

こんにちは。都筑区の放課後等デイサービス FORTUNAです。

 

今日も寒い一日です。

 

今回は、ピラミッドの中の上から3つめの論理的思考力・実行機能の階層の<実行機能>について説明していきます。

 

実行機能とは「目標を設定してその過程を計画し、実行していく」ことで、私たちの行動に対して「指示を出す」機能をいいます。

 

日常生活において考えてみましょう。

例えば、旅行先で大変おいしい料理がでて、すごく満足したとします。それからしばらく経って、TVを観ていて、ふと、旅行先のおいしかった料理のことを思い出したなどという経験はないでしょうか?

「その料理のことを思い出し、また行ってみようという気になり、旅行計画を立てる」そのときに働くのが実行機能というわけです。その際、実行機能が働くためにはピラミッドにおいてその下の階層である<あそこの料理、本当においしかったな。そこにいくにはどう行くのだったかなあ。>という「記憶」が重要になってくるというわけです。

 

このことは旅行に限ったことではなく、普段の自立した日常生活においては必要になってきます。つまりこの「実行機能」は、人が生活する上では、学校や家庭などどこでも欠かせない機能なのです。

 

学校生活での例をあげると、夏休みの宿題を計画的に終わらせ、期日を守って提出できることや翌日の授業を把握し、そのための準備を前日にしっかりそろえて持って行けることなどです。

 

実行機能からの指示や命令をもとにいろいろ処理するのが、「情報処理」の層で、WISC検査では主にそのあたりの能力を測っているということになります。

情報処理を速く効率よく行うためには、その下の階層の「注意と集中」がなくてはならないのはいうまでもありません。

 

「知能検査の結果が知的能力」と思っている方もおられるかと思いますが、知能検査は絶対ではなく、不正確さを持ち合わせています。

その例として高次脳機能障害があげられます。頭部に外傷を負って「実行機能」に障害を受けると、計画を上手く立てられなくなるなど、今までどおりの日常生活を送ることができなくなってしまう場合があります。

そういった人に知能検査を行うと、以前と同じように日常生活がおくれていないにもかかわらず、IQ値に変化が見られないことがあります。これは、知能検査を行った場合、何度も説明しているとおり「実行機能」の階層よりも下の中間の階層を主に測定しているために、IQ値に変化がみられないと考えられています。そのため不正確ということができるのです。

 

次回は、勉強ができても要領が悪いこどもたちについて説明していきます。

 

興味をお持ちであればお読みください。

 

 

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