こんにちは。都筑区の放課後等デイサービスFORTUNAです。
皆さんもご存じだと思いますが、大手回転寿司チェーン店での迷惑行為が頻発し、とんでもない損害賠償請求が出されました。
本人は当然ですが、保護者もビックリするぐらいの金額で、度が過ぎた悪ふざけにはとてつもない責任がついてくることがよくわかりました。
ということで、誠に恐縮ですが、中学生時代の私の怒られ話をさせていただきます。療育とは全く関係ない、くだらない牛丼屋話なのであしからず。
今から45年以上前の大昔の話です。
私が中学生になったぐらいに、私が通っていた公立中学校の近くに初めて吉野家が出来ました。
当時、私は牛丼の存在など全く知らず、美味しい牛丼という食べ物屋が近所にできたから、昼休みにみんなで買いにいくか」と悪友たちとコッソリ校門をでて牛丼を買いに行きました。
男子3人でコッソリ校門を抜け出て(当たり前の事ですが、始業から終業まで学校外に出るのは禁止です)買いに行き、吉野家の前にたちました。
何とも言えない美味しそうな臭いが漂ってきます。
「よし、中に入るぞ!」と気合いを入れて、各自が「牛丼の並をください」と注文し待つこと数分。ポリ容器に入った牛丼が手渡されました。
昼休みはまだ十分に残っています。「めっちゃ、美味そうやな。早く帰って食べようぜ」とみんな小走りで学校に戻りました。
数分で学校に着き、みんな興奮しながら校門に入った瞬間、校門の両側から人影が・・・
「おう!何か美味そうな物持ってるな」「ちょうど先生たちもお腹が空いていたところやったんや」
何と教育指導の先生、体育の先生、教頭先生が校門の中で待ち構えていたのです。学校を出て行くところからばっちりと確認されていたのです。
「無断で学校からでてはいけないことぐらい知っているよな。今、何しにどこへ行ってきたのか?」と鋭い目で睨まれながら聞かれました。
ここまで来たら開き直るしかありません。「吉野家の牛丼が美味いと聞いたので、昼飯として買いに行ってました」と答えると、「それはわかったが、学校から出る許可を取ったのか?」と言われ、「取っていません」と答えると「それは、ダメだろう」ということになりました。
その時にはすでに校門の周りには他の学生たちも多く集まってきており、恥ずかしいやら、酷く怒られるのかなという不安感から3人ともその場で立ちすくんでしまいました。
そのあと先生たちが「関係ない者は校舎に入れ」とみんなに呼びかけ、3人だけが取り残されました。
「さて、校則に違反した者をどうしたものか」と先生たちに鋭い目で言われ、「仕方が無いから、この牛丼は私たちが預かるわ」と取り上げられました。
「これからは二度と学校から出るなよ」とげんこつを1発頭にくらい「行ってよし」で終了。今のご時世では考えられないほど、のどかな出来事でした。
その日私たち3人は昼食抜きとなりました。
それにしてもあの牛丼はどうなったのでしょうか?(これってある意味、カツアゲですよね。(笑))
少ない小遣いでやっとこさ買った初牛丼。中学生にとってはあまりにも辛くて切なく、またのんびりしていた時代の楽しかった想い出です。
でも食べ物の恨みは一生覚えていますよね。(笑)
都筑区放課後等デイサービス FORTUNA
校長先生