都筑区放課後等デイサービス FORTUNA  注意欠如・多動性障害(ADHD)①

こんにちは。都筑区の放課後等デイサービスFORTUNAです。

 

昨日の雨の影響か、今日は涼しい1日でした。このまま、気温が落ち着いてくれればと思います。

 

前回は、学習障害(LD)について、少し書きました。

 

今回は、ADHDについて簡単に書いていきます。

 

ADHDの主な特性として、①じっとしていられない。最後まで人の話を聞けないなどの多動性②順番が待てない。考えることなく衝動的に行動してしまう③いつもぼんやりしている、忘れ物やなくし物が多いなどの不注意(集中困難だけではなく過集中も含めた注意の切り替えの問題)の3つがあります。脳の発達に伴って小学校の中~高学年頃になると多動性・衝動性のコントロールが効く場合も多くなりますが、変化しない場合もあります。例えば、離席の回数は減っても、着席した状態でも手遊びや足をブラブラさせるなどがみられます。それに加え、不注意のみ、あるいは多動性のみといった型もあります。

 

ADHD特性から生じる困難としては、①多様な刺激を受けやすいが挙げられます。視界に入ってくる人や物の動き、耳から入ってくる様々な音に逐一脳が反応してしまうので、無視したくても気持ちでコントロールすることが難しいとされています。

常に脳が刺激を受け続けているので、脳が疲れるのは想像に難くないと思います。なので、集中しづらく、疲れやすく、時にはイライラしてしまうこともあります。

学校生活においては、教室外から聞こえてくる音が、クラスメイトの話し声、ノートをめくる音など、私たちが、普段、あまり気にならない音が、脳に多様な刺激を与え続けることになります。

 

こういったことが常に起こっていると考えると、子どもたちの行動に納得してしまうところもあります。

 

うっかりミスをすることについては、多様な刺激を受けやすい特性も絡んで、注意集中を維持し続けるのが難しいことや、短期記憶が弱いことにより、うっかりミスが引き起こされることがあります。何度注意されても同じミスを繰り返してしまうため、どうしても叱責される回数が増えてしまいます。本人も同じミスを繰り返しているという認識がある場合もあるので、叱責が増えると自己肯定感が下がってしまい、情緒的に不安になることもあります。

 

こういった場合、職員全員が元教師や教員免許をもっているFORTUNAでは、間違っているところを指摘、注意をしつつ、特別なやり方で自己肯定感が下がらないような工夫をしています。

そのため、学校で離席が見られる子どももFORTUNAに来て半年も経てば、多くのこどもたちがFORTUNAでは静かに座って話を聞き、行動ができるようになっています。

 

 

②に続く>

 

 

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