都筑区放課後等デイサービス FORTUNA  ASD児の運動発達特性

こんにちは。都筑区の放課後等デイサービスFORTUNAです。

 

昨日は非常に蒸し暑かったですが、今日は暑く、いよいよ梅雨もあけそうです。暑い夏が近づいてきた感じがします。皆さん、熱中症には十分気をつけましょう。

 

さて、私も毎日いろいろなことで忙しかったため、ブログを書く時間がなく、ちょっと時間が空いてしまいました。申し訳ありません。

 

それでは、ASD児の運動発達特性に書いていきます。

 

ASD児を見ていると手先の器用さが求められる場面や全身を使う場面など、幅広い身体活動場面で身体的不器用さが、よく見られます。(全員がそうであるというのではなく、あくまで傾向です)

 

なお、ここでいう身体的不器用さは、「日常的な運動技能が暦年齢や知能から期待されるレベルよりも著しく劣っており、それらが生活に支障をきたしている状態」と定義します。

 

ASD児の身体的不器用さの特徴をまとめてみると、歩き方や走り方がぎこちない。姿勢やバランスが悪い、手先が不器用、模倣ができない、ボール遊びや縄跳びの複雑な運動が苦手、などが挙げられます。

 

このように、ASD児の身体的不器用さは、一般的に微細運動から粗大運動まで広範囲にわたり、また、日常生活で必要な基本的な運動課題から体育やスポーツの場面で求められる高次な運動課題まで、色々なところで多義にわたって記述はされてきました。

 

【ASD児の運動指導】

ASD児への運動指導において、身体的不器用さのある子どもたちへのアプローチの1つとして課題指向型アプローチというものが挙げられます。

この方法は、リハビリの現場でも用いられているものですが、運動課題を段階的に設定して反復する方法です。それには、基本的な運動発達を育てることを目指した活動や、より発展的な運動技能の習得などがあります。

 

FORTUNAでは、安全性を確保した、人工芝の大変大きなグランドで月に数回の本格的な課題指向型アプローチによる運動療育を行っております。

 

その様子はブログにも掲載しておりますが、今年いっぱいは、まずは「屋外でルールを守って、素足でおもいっきり身体を動かす」ということを課題とし、子どもたちの運動レベルを確認しながら、段階的に前に進んで行こうと考えています。

 

それでは、次回はASD児の運動指導における、視点や留意点について説明します。

 

 

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