都筑区放課後等デイサービス FORTUNA 「療育風景」

こんにちは!
放課後等デイサービスFORTUNAです。
 
本日の療育についてお話ししたいと思います。
本日は以前から行っていた鬼ごっこを発展させた活動を行いました。鬼ごっこは鬼の動きに対して自分の動きを変える変換能力と、素早さである敏捷性を養うことが出来ます。
 
活動の最初は教室の床にテープを貼ります。四角形にテープを貼り、対角線になるようにもう一本テープを貼ります。鬼はその上を歩いてみんなをタッチします。逃げる子どもたちは四角の中から出ないように逃げます。

 
鬼から逃げるときに大事なことは、鬼がどの位置にいるかどうかを把握しておくことです。なぜなら、鬼の位置をわかっていなければ逃げる方向が分からなくなります。なので、鬼に視線を向けて逃げる方法を身に付ける必要があります。つまり、鬼の位置を確認しながら逃げることができることが望ましいと思われます。
鬼から逃げているときに、一人のお友達がそのことに気づき、実践していました。周りのお友だちは鬼に背を向けて逃げています。休憩時間に、そのお友だちの逃げ方が素晴らしいという話をしました。そうすると、再び鬼ごっこをしているときに、そのお友だちがみんなに逃げ方を教えてあげていました。
 
ところで、皆さんは「ことろことろ」という遊びをご存じですか?(と言っても私も最近知ったばかりです。)「ことろことろ」は、日本最古の鬼ごっこと言われています。
簡単に説明しますと、「鬼」「親」「子」の役割があり、親は先頭に立ち、子どもたちは前の人の肩に手を置きます。一列の形になります。鬼は列の一番後ろの子をタッチすることが出来たら勝ちです。親と子は方から手を離さず鬼にタッチされないように逃げる遊びです。
この「ことろことろ」と、先ほど行った鬼ごっこと同じコースを作り、鬼も逃げる子ども達も全員が線の上しか歩くことが出来ないという条件を加えることで難易度を上げた鬼ごっこを行いました。
 
4月は子どもたちが新しい環境に慣れる時期です。身体の動きや動かし方で気になるところもございますが、まずは新しい環境が楽しいと思えるようにプログラムを考えました。子ども達みんなが身体をいっぱい動かして、汗だくになって逃げてくれました。子どもたちが楽しく仲良く体を動かしてくれたことをうれしく思いました。