おはようございます。都筑区放課後等デイサービス FORTUNAです。
今回も子どもたちの「行動」から理解していきましょう。いきなり話が始まって申し訳ありません。ゆっくりと行きましょう。
まずは行動そのものの「機能」を明らかにしていきますね。大まかに言って、機能≒目的≒意味≒役割という関係と言えます。
行動において、例えば、
・離席という行動の場合、「注目」「回避」「接近」など
・他害という行動の場合、「ストレス解消」「要求」など
・私語という行動の場合、「注目」「接近」など
・勉強という行動の場合、「注目」「賞賛」「達成」などです。
行動の機能における「機能」というのは、上記に記したように、目的、意味、役割そういった意味合いをもっているのです。具体的には子どもの離席がある場合、離席によって注目されたいとか逃げたいという意識が働いている。周囲からの注目の獲得がここでいう「機能」となるのである。
さまざまな行動の「機能」を観察の結果から同定することによって、代替行動として何を設定するかの判断が可能となります。
ここでカギとなる「代替行動」という言葉が出てきました。
「代替行動」とは問題行動の代わりとなる行動のことをいいます。この「代替行動」を設置していくことが、非常に重要なのです。(〇〇係活動をすることで、クラスのみんなから注目される=代替行動)
しかし何でもかんでも代替行動にした場合、同じ機能をもっているものを代替行動として設定することは結果的に望ましくありません。そうすることが問題行動を減らしていくことにつながるのです。
このように子どもに問題行動がみられる場合、習得させたいスキルを学ばせなければなりません。
次はスキルをどのようにして探すかを具体的に解説していきましょう。
都筑区放課後等デイサービス FORTUNA 心理担当
都筑区放課後等デイサービス FORTUNA こどもの「行動」からの理解①