こんにちは。都筑区放課後等デイサービス FORTUNAです。
今回も引き続き子どもたちの「行動」から子どもたちを理解していきましょう。
まずは、前回の「結果」についての私の見解です。くれぐれも言っておきますが、違ったからダメとかじゃありませんから。気にしなくても結構です。
その子にとっての「結果」は、興味をひくものに触れられて楽しいとか、苦手な授業から逃れられて安心と私は考えました。
これが何回も言ってきている きっかけ⇒行動⇒結果の流れです。
でも、この流れのままではこの子は成長していかない。すなわち離席が止まらないと考えられます。そこで行動機能リストというものが必要になってくるのです。
行動機能リストとは、予想される行動の機能(・注目されたいため ・ストレス発散のため ・物を獲得したいため ・嫌いなことや嫌なことから逃げたい ・感覚刺激を入れたい(感覚の時にお話ししましたね)・その他 )
「きっかけ」と「結果」を見比べてみて、特に結果に注目すると、行動の機能、理由、目的がある程度予想できます。先ほどの例えでいえば、嫌いな授業(例えば算数)を受けなくてよかったが「結果」でした。先ほどのリストの中で言えば回避、逃げるということだろうなと予想がつきます。
場合によっては、複数の機能が予測されることもあるので、機能を1つに絞ってしまわないことが重要です。
以前に問題行動のかわりとなる行動を代替行動と言い、この代替行動を設定することが重要という話をしました。
ここで、きっかけ⇒行動⇒結果の流れにこの代替行動が重要な役割を果たしてくるのです。もう一度、整理しましょう。出てきた言葉は、「きっかけ⇒行動⇒結果の流れ」「行動機能リスト」そして「代替行動(望ましい)」の3つです。
この3つの関係がわかれば、そんなに難しいことではありません。
次回はこの3つの関係性について考えてみましょう。みなさんも遊び感覚で考えてみてください。図にするとわかりやすくなると思います。きっかけ⇒行動⇒結果の順番だけは守ってくださいね。
それでは次回もよろしくお願いします。
都筑区放課後等デイサービス FORTUNA 心理担当
都筑区放課後等デイサービス FORTUNA こどもの「行動」からの理解③