都筑区放課後等デイサービス FORTUNA ゲームについて

こんにちは。放課後等デイサービス FORTUNAです。

開所して2か月が立ち、多くの子どもたちと触れ合う機会も増えてきました。
子どもたちとお話をしていると、ゲームの話が多いのに気がつきました。

ゲームという言葉の響きには、年代によってさまざまな想いがあるとは思います。一昔前ゲームセンターと言えば素行の悪い若者のたまり場というイメージの時代もありました。しかし、今はプロのゲーマーがいる時代に突入しています。世の中はやはり変化しているのですね。

さて、そうは言っても、「ゲームが子どもたちにどんな影響を与えるか、ちょっと心配」という保護者もおられるでしょう。良い面とあまり良くない面について考えてみましょう。

良い面としては自分で考えて困難を乗り越える力が育つと言われています。ゲームはステージなどが進むにつれて、レベルが上がり困難度が増してきます。プレーヤーはその立ちはだかる壁をクリアしようと試行錯誤を繰り返していきますよね。途中で投げ出す人もおられるかもしれませんが、「絶対にクリアしてやる!」と考え、工夫し、ステージをクリアした時の達成感はなかなかのもので、自己肯定感にもつながるでしょう。

また、最近では一人で遊ぶゲームばかりではなく、世界中の人たちとオンラインでつながることができるようになったため、マイクを使って会話をしながら、協力してゲームをプレーすることができるので、コミュニケーションツールとしても利用できるようになっています。昔は旅行をして、色々な物にふれ、色々な人と出会い、多くの経験をして想い出に残す。でしたが、自分の家にいて日本のみならず世界中に友達ができる可能性があるのですから、便利な世の中になったものです。

しかし、そうはいっても良くない影響はないのかと言えば、問題となっているのが依存症です。先日も若者が薄暗いネットカフェでインタビューを受け「ネットゲームにハマっていて24時間ぶっ続けでやっている」という報道をみました。
24時間と言えばまる1日です。「食事や睡眠はどうしているのだろう?」「身体は大丈夫?」と心配になりました。

また薄暗い場所でゲームのモニターをずっと見続けているわけですから、当然、視力にも良くない影響が出てくることは想像できます。

せっかく、達成感を味わったり世界中に友達ができたり、仲間と協力したりと良い影響があるのに、ゲームに依存し身体を壊してしまっては元も子もありません。

要するに、「ほどほどにすること」が大切です。
困りごとが多い子どもたちの中には、気持ちの切り替えが上手くできない子どもも多くいます。その中にはゲームが大好きというお子さまもおられるでしょうから、「身体に悪いからやめなさい」と急にいわれ、取り上げられるとパニックに陥ってしまう子どももいるかもしれません。

「気持ちの切り替え」をテーマとして、家庭でゲームをされるときは、お子様としっかりと約束をされ、時間が来たらゲームをやめるという「気持ちの切り替え練習」を時間をかけてされてみてはいかがでしょうか。

練習を繰り返すことで、生活面においての気持ちの切り替えにも変化がみられてくると思います。

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