こんにちは。都筑区放課後等デイサービス FORTUNAです。
ボディイメージの4回目です。
子どもの発想力は自由で、「へぇ」と感心することが多いのですが、様々な運動や動きを繰り返していると、やることが出来なかった別の運動でも、様々なアイデアが浮かんできて「こうすればできるんじゃない?」というようになってきます。
このように、子どもたちはボディイメージを高めていくなかで、やり方を思いつく力(観念化)を獲得していきます。
認識をし、観念化できました。
やり方を思いつくと同時に目標に向けての手順も考えるようになります。これを「運動企画」といいます。
最終的なゴールに向かって手順を企画できなければ、身体の動きはバラバラになったり、意味のない動きを行ってしまいます。発達障害を持つ児童においては、ワーキングメモリ(WMI)<短期間に物事を記憶する力のことをいいます>が低く脳内の情報保持が難しいために「運動企画」が苦手な人が多いと言われています。
ワーキングメモリが低いと運動以外では口答の指示が理解できなかったり、すぐに忘れてしまったり、会話がかみ合わないなどの状態に陥ります。
運動企画が苦手な場合、不必要な動き、無意味な動きによって「不器用な子」と見られてしまいます。発達障害児の多くにDCD(発達性協調運動障害)の兆候が見られるといわれています。それだけ、運動や生活スキルを覚えるためには「運動企画」の力は重要なのです。
認識し、やり方を思いつき、手順を考え、次は実行です。すなわち実際にやってみる力が必要なのです。
次回は運動の遂行について考えて見ましょう。
都筑区放課後等デイサービス FORTUNA
都筑区放課後等デイサービス FORTUNA ボディイメージ (4)