こんにちは。都筑区放課後等デイサービス FORTUNAです。
では、認知行動的介入の最後、認知的再体制化(認知再構成法)です。
この認知的再体制化(認知再構成法)は、例えば、不登校気味の子どもにおいては学校に行ったとき「何でお前来たんだよ」と言われたらどうしようなどと、どうしても否定的な認知が浮かびやすいです。
もしかしたら、「何でお前来たんだよ」と言われるかもしれませんが、逆に「頑張ってきたんだね」「久しぶり」などのサポーティブな声をかけられる可能性もあるのです。
すなわち、いろいろな選択肢があるということに気づきながら、社会的スキル、対処スキルで対応し、自分を励ますような、応援するような認知に気づくというところで、この認知的再体制化が重要になってきます。
そして次に行動(実験)です。
じゃあ実際に学校に行ってみよう。あるいは学校に行く準備を家庭の中で実際にやってみるところが、チャレンジするところです。
次に面談や教育相談などの中で、次の相談の機会までに「実際にチャレンジしてね」というところが課題の設定になります。1週間後、2週間後にどれくらいできたか。頑張ろうとした努力を「賞賛」しながら、次の1週間、2週間の課題はどこにセッティングするかが、次の循環に繋がっていく要素になるのです。
これが認知行動療法における認知行動的介入方針を立てるにあたっての基本様式となります。
<まとめ>自己観察(できないときは周囲が観察)⇒ どういったところがこの関りのゴールになるのかを設定⇒ 認知行動的介入(社会的スキル・対処スキル・認知的再体制化)を行い⇒ 行動(実験)を行い⇒ できた場合は賞賛・褒める。できていない場合はもう一度、認知行動的介入、ゴールの再設定⇒ できた場合は賞賛・褒める。
という流れになります。お判りいただけたでしょうか。
FORTUNAでは、これらの手法をもっとかみ砕いてプログラムの中に織り交ぜながら、療育に取り組んでいます。
都筑区放課後等デイサービス FORTUNA 心理担当
都筑区放課後等デイサービス FORTUNA 発達障害への理解⑤