都筑区放課後等デイサービス FORTUNA 11年

こんにちは。都筑区放課後等デイサービス FORTUNAです。

あの忌まわしい東日本大震災が発生して、11年が経ちました。

震災が発生したとき、私はちょうど休憩時間中で仲間たちとお茶を飲みながらテレビをみていました。関西にいたので直接的に揺れを感じたりはしなかったのですが、テレビが映し出す恐ろしい光景を呆気にとられてみていたのを今でも覚えています。

その当時、テレビはライブ放送でしたので、建物や人々が真っ黒な津波に飲み込まれていく残酷なシーンも流されていました。見ていて思わず、「早く、逃げろ!」と心の中で叫んでいました。


「被災された方を何とかしてあげたい」とすぐにでもお手伝いに行きたかったのですが、仕事のこともあり、結局、私がボランティアとして現地に行けたのはその年の暮れでした。 仙台からレンタカーで東松島、石巻、南三陸、陸前高田と移動しました。特に印象的だったのが野蒜地域の惨状です。津波が押し寄せたとき住民たちは野蒜小学校の体育館に逃げたらしいのですが、体育館の2階まで水がきて多くの方が亡くなられました。野蒜駅では、鉄の線路がめくれ上がり、何もかもがめちゃくちゃに破壊されていました。野蒜地区は家が数軒残っているだけで、あとはがれきの山と化しており町内会長さんと仮設テントでお話しをしていてもかける言葉がなく、また、外が急激に曇りだし吹雪いてきたことで、被災された方々はどれほど寒く、恐い思いをされたのかを考えると涙がでてきました。

他の地域もほぼ同じ状況でしたが、時間が経過していたので、がれきはかなり撤去されていました。しかしペチャンコにつぶれた車が山積みされている光景は今も忘れることが出来ません。結局、ボランティアとして助けにいったはずなのに、逆に東北の方々に勇気をもらいました。

それから11年。東北の方々は、その辛い経験に負けずに復興のために尽力されてきました。
自然災害はどうしようもないと思います。しかし、そう遠くない未来に大地震が日本のどこかで起こると言われています。
私たちはこの経験を活かし、2度と同じ悲劇を繰り返さないように準備をしなければならないと改めて思いました。

災害に対して十分備えておきましょう。

都筑区放課後等デイサービス FORTUNA