こんにちは。都筑区の放課後等デイサービス FORTUNAです。
2024年の営業も今日で終了です。FORTUNAも設立から丸3年を無事迎えることが出来ました。旧年中は保護者の皆様、また関係者の皆様には大変お世話になりました。職員を代表して感謝の言葉を述べさせて頂きます。ありがとうございました。引き続き来年もよろしくお願い申し上げます。
2024年は能登半島の大地震から始まるという能登の方々には最悪のスタートで、また夏には豪雨の災害に見舞われたりと非常に苦しい2024年だったと思います。ニュースなどをみていると、一年経過した今でもまだまだ復興できていないにも関わらず、前向きに頑張っておられる能登の方々に、私が「頑張ってください」という軽々しく言うのもはばかられますが、何とか頑張って、この冬を乗り越えていただきたいと願っています。
一方で政治的なことはあまり言いたくないですが、裏金、裏金問題を議員の方々が暖かい国会で議論するのも必要なのでしょうが石川県知事が余計なことでは目立ち、肝心なことでは全く消えてしまっている状態はどうかと思います。能登半島の同じ国民(特に高齢の方々)が寒く辛い冬を過ごしていることを忘れず、出来るだけ早く普通の日常生活をおくらせてあげて欲しいと個人的には思っています。
また国は少子化対策、支援が必要な人には手厚い支援といいながら現状は、ガソリン代の僅かな補助すら打ち切られ、教育・福祉業界も報酬制度の見直しがあり、経営が上手くいかない事業所がたくさんでてしまい、大手であっても倒産や経営規模を縮小せざるを得ない所が出た2024年でもありました。横浜市の福祉課の方からは、「本来、あなたたちのような仕事は、赤字が普通で収支がプラスになる仕事ではない」とも言われ、国からは職員の賃上げを要求されているにも関わらず、真逆の言葉にどうしていいかわからなく、想像されている以上に過酷な現場で仕事をしている私たちにとっては悲しい言葉でしかありませんでした。ある事業所の方が、「子どもたちの支援は続けたいのだが、開所し職員を雇用するだけ借金が増えていくから続けていくのはもう無理」と言われていたのを聞いて非常にショックを受けました。今、103万円の壁の話が出ていますが、壁の撤廃によって地方の税収が大幅に減ってしまった場合、どうなるか不安ではあります。
幸いFORTUNAは、他の事業所のように異業種からの参入組ではなく、異業種母体がない教育関係者が作った小企業ではありますが、教育の経験を強みして今は何とか耐えて頑張っています。しかし今後も国がこのような政策を続ける限り、この物価高のおり、異業種から参入した所は倒産したり規模を縮小するところも増えていく可能性もあります。結局、そこに通っていた子どもたちは行き場所を失うことになります。そんな子どもたちをFORTUNAで受け入れてあげたいのですが、そこには経営の問題をはじめ、受け入れ人数や人員配置の高いハードルがあり、できないのが現状なのです。
教室に関しては、多くの方にFORTUNAに興味を持って見学に来て頂いた2024年でした。(早い方は6月ぐらいでした)見学に来られた方からは、”事業所の中には、しっかりと療育を行なっていないところもあり、同じ額を支払うのなら、子どもにより良い療育を受けさせることができるところがよい”という言葉を聞く機会も複数ありました。
しっかりとした療育とは・・・
FORTUNAでは、それは「見せること(ブログ&体験)、説明できること(ブログ&体験)、証明できること(保護者の方からの評価)ができる療育」だと考えています。(実際、ブログ数はリタリコ発達ナビ上で3年弱で1300以上UP数を誇り、この数字は他のどの事業所様よりも桁違いに多く、実施した療育から職員の四方山話まで多岐にわたって報告させていただいております)
2024年は、FORTUNAの療育として今までも全力で取り組んで参りましたが、その「しっかりとした療育」という言葉の意味を真摯に受け止め、週替わりではなく日替わりで行なっている療育プログラム(プログラムが毎日違うため、その準備などに非常に時間がかかり、正直、職員の業務負担になっているところもあります)の見直しを繰り返し、夏からは子どもたちの認知機能の向上を目指し、公認心理士でスクールカウンセラーでもある先生による専門チームを作り、小集団においてのコグトレ(コグニティブトレーニング)による専門的な支援を開始しました。
学校生活はもちろんのこと、将来に社会(集団内)で自立して生活出来るために療育プログラムを見直し、ソーシャルスキルトレーニングを繰り返し、またそのために認知機能(行動)の向上を目指してコグトレを行なうという2本柱を立てて療育を行なってきた結果、僅か半年で多くの子どもたち(小学1~3年生)に変化が見られ(具体的には、発語が多くなった。友だちがたくさん出来始めた。友だちと仲良く遊ぶことが出来るようになった。着座して先生の話をしっかりと聞けるようになった。気持ちや行動の切り替えが早くなった。自分のことは自分でやるようになった。規則正しい生活がおくれるようになった)等、利用日が多い多くの保護者の方から嬉しい報告を頂けて、私たちの挑戦が正しかったと証明されたと思います。
*週1回のご利用と週3回のご利用では当然ですが差が出てしまいます。また、低学年であればあるほど吸収も早かったと思います。
2025年は、職員たちの研修(テスト)の回数を増やし、より一層知識の幅を拡げていきます。それと共に子どもたちの教育・療育に関する資格を職員の時間が許す限り取得してもらうようにして、益々知識の幅を拡げてもらいます。
そのことは、子どもたちの「出来た」が今以上に増える環境を整えることに繫がると思います。また、学校との連携や臨床心理士による職員と保護者の面談の強化をおこない寄り添える機会を増やしていくことで、ソーシャルな場所での生活態度のより一層の向上を目指して参ります。
本日(12月30日)で2024年は仕事納めのため、誠に失礼ではございますが、このブログを2024年末のお礼の言葉に代えさせて頂きます。
本年もご愛顧ありがとうございました。
2025年が皆様にとって良い年であることをお祈り申し上げます。
良いお年をお迎え下さい。
来年もFORTUNAの活動にご理解と協力、そして応援をよろしくお願い申し上げます。
*<なお2025年は、1月4日(土)からの開所となっております>
都筑区放課後等デイサービス FORTUNA