こんにちは。都筑区の放課後等デイサービスFORTUNAです。
あれだけペナントレースに調子がよく、ぶっちぎりで優勝したタイガースが敗れてしまい、ホークスが見事日本一に輝きました。おめでとうございます。
私は個人的には、野球のルールは知っていますが、どのチームにどんな選手がいるなどという専門的な知識はもっていません。
ただ、優勝したソフトバンクホークスから今回20人の戦力外選手がでたニュースをみて驚き、「やっぱり厳しい世界だなあ」と思うとともに、昔のことを思い出しました。
昔、サッカーを教えていたとき、教え子の中にはJのチームに入団した子どももいました。(当然、日本代表などには選ばれていません)そのとき非常に嬉しくて「よかったなあ」と言ったのも覚えています。
しかし、その当時は選手の引退年齢が確か26、27歳と言われており、実働が10年に満たない非常に厳しい世界だったので不安にも思いました。
不安要素は他にもありました。入団すること自体が大変です。なぜなら、全国各地のスーパーエリートが集まってくるわけですから、その仲間たちとのベンチの枠を掛けて勝負に勝ち、怪我をしない強運をもち、レギュラーシートを勝ち取り、活躍し結果を残さなければ、複数年契約以外は来季の契約はないからです。
私が教えた子どもは在阪のJ1チームに在籍しましたが、数年で戦力外になってしまいました。僅か24、25歳で職を失ったのです。そのときは、どう声を掛けてあげればよいか悩みました。(現在は、サッカー関係の仕事に就いている者、全くサッカーと関係のない仕事に就いている者、様々ですが、みんな「生きていくしかないですから」と必死で生きてきた苦労話をしてくれていました)
今回のホークスの件もそうですが、一見華やかに見える世界ですが、実際は非常に厳しい世界なのです。
では、私たちが今いる世界はどうでしょうか。
やはり、スポーツの世界とあまり変わりのない「厳しい世界」だと思います。元野球選手、元サッカー選手などという肩書きは、最初はつかえるかもしれませんが、どんな人でも最後は「社会において自分がどれだけ、何ができるか」の評価になってきます。
子どもの話になるとまた変わってきます。子どもには大人と違い可能性が非常に多くあるからです。
ただ余程のお金持ちの子ども以外は、必ず将来において社会的に自立していかなければなりません。
そのためには、子ども時代から失敗から成功までいろいろな経験をし、挫折や達成を味わい、達成のために小さな努力を積み重ねることの大切さを学ぶことが非常に重要になってくると思います。
自分一人だけで生きていける世界はありません。いずれは社会(集団)において見知らぬ誰かと関わり合いをもたなければなりません。保護者の保護下でいることができるのは、小・中学生までです。
そのあとは、あるときは快晴、あるときは荒天の世の中で生き抜いていくしかないのではないか、そのためには、生きていくための術(挨拶、礼儀、仁義、情など一般的な常識)をSSTとしてしっかりと学ぶことが必要でしょう。
FORTUNAでは、この方針に沿って「見守り型」「預かり型」ではない療育を心掛け、これからも失敗から成功までいろいろな経験をFORTUNAでの活動でしてもらい、集団の中で挫折や達成を味わい、達成のために小さな努力を積み重ねることの大切さを学んでいってほしいと考えています。
それが、将来の社会的自立に繫がると信じています。
放課後等デイサービス FORTUNA