こんにちは。
都筑区放課後等デイサービスFORTUNAです。
本日の療育風景をお届けします。
本日の活動は、「福笑い」を行いました。
福笑いは、特別な知識やテクニック、運動能力は必要とされていないので、簡単に楽しめます。
ですが、今回の目的は お友達の顔の表情からくる気持ちを推し測ったり、感情のコントロールについて学ぶ事です。
まず初めに福笑いは、目を瞑り、顔のパーツを選び並べて行います。
顔のバランス・位置関係などで、どこに置けばいいのか分からない為、周りの声掛けが重要となります。
パーツを選ぶ指先の感覚と、目を閉じた状態での空間把握と記憶能力のトレーニングを養う為に
「笑う・驚く・悲しむ・怒る」といった顔のパーツを用意しました。
では実際に行ってみると…....「ここ!ここに置いて!」と目を瞑っているお友達に対して具体的に伝えられずにいたり、「このパーツは違うよ!」と教え合うお友達同士で話し合いになる場面も見られました。
その結果、相手に物事を上手に伝える事が難しく、相手の表情や感情の読み取り方が苦手な様子がありました。
また福笑いの後は、感情による表情の変化を学ぶ為、「いろんな顔」について描いてもらいました。
感情によって目・口の形が変わる変化についてイメージしながら描いていたり、実際の自分で顔の表現を確かめて描いていました。
普段の過ごし方でも、相手の気持ちを考えることが苦手さのあるお子さんは、そもそも知っている感情の言葉が少ないことや、実は自分の感情をよく分かっていないということがあります。「嬉しい!楽しい!嫌だ!」程度は分かっていても「悔しい!寂しい!」といった細かい感情は難しい場合もあります。
その為にまずは、日常生活の中でお子さんの状況に感情の言葉を添えることを丁寧に行うことで、自然と癇癪やパニックも減り、お友達への優しい言葉を掛ける事が増えくると思います。
今後も、生活の中で感情の言葉を掛けることに加えてお子さんの気持ちや力をもっと伸ばしていきたいです。
次回のブログをぜひご覧ください。