こんにちは。都筑区放課後等デイサービスFORTUNAです。
本日の療育風景をお届けします。
本日の読み聞かせを行う本のタイトルは、「こすずめのぼうけん」です。
この本は、教科書にも掲載されている絵本になります。
大まかな内容は、初めて空を飛んだこすずめが、お母さんの言いつけを守らないで、楽しさのあまり気がついたら遠くまで来すぎてしまいました。
疲れたこすずめは、どこかで休みたいと、あちこち巣を訪ねますが、自分の仲間ではないので入れてもらえません....。
やがてあたりは暗くなってきて....。無事にお母さんと会えるのか。ドキドキとハラハラの冒険。心細さを味わった末の幸せな結末に、心底ほっとするのです。
また、鳥たちの会話の繰り返しがリズミカルで親しみやすい作品でした。
自分の限界を知らない子どもならではの万能感で、主人公のこすずめと、自分を重ねて絵本を見てもらいました。
ほとんどのお子さんが、集中力を切らさず、また真剣に話を聞いており、眉間にしわを寄せて見ているお子さんもいました。
読み終わった後は、「仲間に入れてあげられなくて悲しいね....。」とお友達同士で言い合う姿が見られました。
そして、最後にはどんな物語だったのかを振り返り、主人公の気もち等を考えました。
「他の鳥たちに入れてもらえなくてこすずめはどんな気持ち?」・「鳥の仲間たちになんでこすずめは断られたの?」と深く感情に気付いてもらいたく、まとめてもらいました。
相手の思う気持ちや今の自分の気持ちを表すことが苦手なお子さんにも、この本を見て少しでも気づいてもらえたら嬉しいですし、また、是非ご家庭でも読み聞かせを行ってもらい主人公の気持ちになって、「どんな気持ちだった?」と聞いてみていただきたいです。
次回のブログもぜひご覧ください。