都筑区放課後等デイサービスFORTUNA 「6歳児の発達心理学」③

 こんにちは。都筑区放課後等デイサービスFORTUNAの公認心理師のK・Kです。3回目となる今回は、6歳児の定型発達の「身体の発達」についてお話したいと思います。また、定型発達はあくまで目安であり、全ての6歳児が定型発達の特徴を持つとは限らないことはご了承下さい。

【身体の発達】

 情緒的な世界が広がりを見せるのと同様に、身体的にも急激に発達するため、疲れやすくなり、不器用に見えたり、けがをしやすくなったりすることがあります。日常生活では、寝る時にいっそう怖がり、親や明かり、ぬいぐるみなどが必要になるかもしれません。着替えや歯磨き、入浴を嫌がり、髪をとかしたり整えたりしてもらうことを嫌うこともあります(Petty, 2010)6歳までにはトイレの失敗は少なくなりますが、ストレスがかかった時におもらしが起こることは珍しくはありません。6歳児はおもらしをした際にとても困惑して恥ずかしがり、怒られることを恐れることがあるため、遊びに熱中している時や新しい活動の際には、トイレに促す必要があるかもしれません。

 微細運動が増え、色を塗る、ハサミで切る、粘土で遊ぶ、絵を描くといった行動を好みます。自立するにつれて、自分の靴紐を結べるようになったりもします。粗大運動は、スキップや縄跳び、自転車、ボールを弾ませたりキャッチしたりできるようになり、座っていても完全にじっとしていることはなく、ぎこちない動きをすることがよくあります。

 

 次回は「認知の発達」についてお話したいと思います。