『工作』について

こんにちは。職員Sです。

フォルトゥナの活動の中では、『工作』を行うことがよくあります。

今回のブログでは、フォルトゥナでは『工作』をどういった狙いでプログラムに取り入れているのか、私職員Sが、心理士的な視点から、工作を療育として実施する意味や狙いをご紹介させていただこうと思います!

フォルトゥナで工作を行う際には、大きく分けて以下の4つを狙いとしています。

 

1『見通しを立てる力』を育てる

2『(見本を)見る力』を育てる

3『実行する力』を育てる

4『達成感』を感じる

 

1つめの『見通しを持つ力』とは、工作がどのような材料を使ってどういう過程を経て完成に至るのかを知り、今自分が行っているのはその過程の中のどの部分なのかを理解する力です。

 

2つめの『(見本を)見る力』とは、見本と照らし合わせて、細かい部分を見分けたり、立体的な仕組みを理解するなどの力で、自分の作業を正しく進めていくために必要な力です。

 

3つめの『実行する力』とは、視覚的な情報をもとに、どのように自分の身体(工作の場合は腕・手・指先)を動かすか計画を立てその通りに、作業を実行していく力です。

 

4つめの「達成感」とは、その名の通り、自分で上記の1~3を実行でき、工作が完成に至ったことで感じられる達成感のことです。こういった達成感の積み重ねが、次も自分はできる、という自信につながり、ポジティブな自己像を形成していくことになります。

 

 

 

こういったことを子どもたちが楽しみながら自然と身につけることができるよう、フォルトゥナでは様々な工作の活動を行っています!ただ単に工作をして「楽しかった!」だけではない活動が、フォルトゥナのプログラムにはたくさん詰まっています!