教室の場所と利用者対象年齢
放課後等デイサービスの教室 FORTUNA は横浜市都筑区のブルーライン中川駅とセンター北駅の中間点、両駅から徒歩約8分の距離にあります。発達障害のある小学校1年生からの児童を基本的に対象とした、児童預かり型ではない、集団におけるプログラム活動を主体とした療育型の放課後支援教室となっております。(注:個別対応型ではございません)
※障害者・療育手帳等の有無にかかわらず、市区町村の医師・専門家・担当者等から療育や支援が必要であることが認められた児童も対象です。受給者証は必要となります。
横浜市都筑区 FORTUNA(ふぉるとぅな)の放課後等デイサービス
発達障害とは、先天的な脳機能の偏りによって脳の発達にアンバランスさが生じ、日常生活に支障をきたす状態をいいます。大きく分けて3つに分類されています。
・ じっとしていられない。忘れものが多いなど・・・・・注意欠如・多動症(ADHD)
・ 書く、読む、計算するに著しい困難があるなど・・・・学習障害(LD)
・ こだわりが強く、集団行動が苦手などの特性がある・・自閉スペクトラム症(ASD)
* 人によってはこれらの特性が複数見られることもあります。
現代において小・中学生の15人に1人はいると言われている発達障害ですが、上述致しましたようにその特性は①コミュニケーションが苦手②興味が無いと集中出来ない③動き回って落ち着きがないなどで、これらの状態は子どもたち個々によって様々です。
好きなことだと誰にも何も言われなくても自分からやろうとしますし、多少の困難があっても自分で克服しようと工夫をしてみたりすることも出来ます。
しかし、現代社会において多様性がより重要視されてきているとはいえ、実際に自立して生きていくことは、そう簡単ではないと言わざるをえません。
そのような社会に参加したり自立した生活を促すために必要なことは”好きなもの”との上手な関わり合い方です。実際、好きなこと(趣味)をやること、見つけられたことで、大人になって上手く社会参加や自立した生活が出来るようになっている人も少なからずおられます。
FORTUNAでは、①集団活動における社会性の獲得 ②小集団において認知行動トレーニングを用いて認知能力の向上を目指すという2本柱を基本としながら、両方をリンクさせた療育を行っております。
①においては生活していくための最低限の基本を学んでもらうことはもちろんのこと、子どもたちの多様性を考慮し、将来に向けての選択肢をなるべく多くすることに力を入れて ”好きなこと” ”得意なこと” を探す意味も込めて毎日異なったプログラムを作成しています。
なぜなら苦手なことを克服するよりも好きなだと思うことを存分楽しむことに力を入れることが発達障害の子どもたちの成長にとって重要であると私たちは考えているからです。好きになるものはあくまで本人が興味をもつもので、周囲の人や他の子どもたちの価値観は関係ありません。
自分の心が満たされるように楽しめていれば、”自分らしく輝く”ことができると考えています。
ただ、他人や他の児童に迷惑が掛かるような行為や行動を取ることは間違っています。また、子どものたちの「好きなことばかり」や「やりたいことばかり」をやっていては、実際に社会に出た時になかなか適応や自立することが難しくなります。そのことをFORTUNAでは考慮し、「ただお子さまをお預かりする」「ただ子どもが好きなことや、やりたいことだけをやってもらう」のではなく、小学校生活を基本とした先生や他児童との関わり合い方の最初のステージである”挨拶”、”礼儀”、”ルールを守る”など、集団生活の基礎を学んでもらいながら将来の社会的自立に繋げていくための療育プログラムを作成しております。
また、②においては、スクールカウンセラーとしての実績がある臨床心理士・公認心理士が小集団における専門的な支援(認知行動トレーニング=通称コグトレ)を実施し、子どもの一人一人の困り事を減らしていく工夫を凝らしています。
療育プログラムについては、厚労省のガイドラインに沿った5領域(「健康・生活」「運動・感覚」「認知・行動」「言語・コミュニケーション」「人間関係・社会性」等)となっており、毎日異なったものとなるようにしており、子どもたちに無理強いさせるのではなく、内発的動機づけにより子どもたち自身が興味をもち、「やりたいな」「できた」と自信や自己肯定感を育めるように工夫しております。また1日完結型から週を跨いで難度を変化させるなど、子どもたちの能力や向上心に応じて課題に取り組むことが出来るような構成にもしております。
運動は、文科省公認のフィットネストレーナーや厚労省公認健康運動指導士が、創作・工作・実験等は、個別支援の実務経験者がプログラムを作成、語学については海外出身の先生が簡単な英語を話すのを耳から聞いて先生と一緒に楽しみながら学習してもらいます。また、他にも子どもたちに音感やリズム感などを学んでもらえるようにプロダンスインストラクターによるダンスプログラムを取り入れており、全てのプログラムがお子さまの ”一歩前に進む” ことのお手伝いをしています。
職員は、保、幼、小、中、高校教諭の有資格者で実務経験がある職員や、スクールカウンセラーの実績がある臨床心理士、公認心理士、理学療法士、メンタルヘルストレーナー、フィットネストレーナー、プロダンスインストラクター、児童指導員など教育、児童心理、運動に精通した有資格職員が子どもたちやその保護者に寄り添いながら心のケアに取り組んでいます。また希望者には臨床心理士・公認心理士による相談支援も行っております。
学習については、療育プログラムとは別に、毎日必ず学校の宿題を(宿題がない子どもには持参して頂いたドリル類等をやっていただきます)、決められた時間内で集中して取り組んでもらうようにしています。その際も職員が寄り添いその子どもが頑張ることができるようにサポートいたします。
運動が得意な子どもたち、運動に興味がある子どもたちには身体の動きの土台作りであるコーディネーショントレーニング、感覚統合トレーニングを織り交ぜて、運動をもっと好きになってもらいます。また、現代問題になっている子どもたちの運動不足からくるロコモティブシンドロームに対応するため、子どもロコモ体操を取り入れたり、工夫を凝らしたビジョントレーニングなどの療育方法も用いて集団行動の基礎を学んで頂きます。また簡単なダンスなどでリズム感や敏捷性を育むトレーニングを行います。運動会シーズンには、早く走るための特別なアドバイスもさせて頂いております。
逆に、DCD:発達性協調運動障害などと呼ばれる、運動はちょっと苦手な子どもたちや、今、問題となっている子どもロコモになっている子どもたちにも楽しみながら簡単にできるトレーニングを行って運動への苦手意識を少しでも減らしていく取り組みをしています。
別方向からのアプローチとして、自由時間は出来るだけ子どもたち同士でルールのある遊びで遊ぶようにしてもらい社会性を育みます。また海外の先生による簡単な外国語の習得、絵画、創作、塗り絵、ペーパークラフト、アイロンビーズなどの簡単な芸術・工作活動を通して個性を伸ばし達成感や充実感を得て貰います。これらのことをやることによって実社会生活において出来る限りの自立を促し、集団行動の基礎を学んで頂きます。
土日祝や長期休暇等を利用して体験型アクティビティを行います。また、その活動によって社会的自立をより身近なものと感じて頂くために、公共交通機関を使っての遠足(動物園・水族館・博物館・工場見学・警察署・消防署など)や買い物、クッキング、将来的には、お泊まりでの林間学校やキャンプなどのプログラムも考えております。
横浜市都筑区の放課後等デイサービス FORTUNA の教室の様子
玄関からの教室内の様子です。お子さまたちの気持ちの切り替えを意識し、あえて落ち着いた雰囲気にしています。
面談・相談室です。プライバシーに配慮した作りとなっております。壁には先生方の様々な資格認定書が飾られています。
A・B教室とも子どもたちにとっては十分な広さを確保しています。室内には大きな窓があり換気も十分でき、子どもたちが安全で快適に過ごせるようなつくりとなっています。
自然災害等が発生場合のために、防災グッズも準備し防災訓練や避難訓練を年に数回行い、素早く安全に行動出来るように努めております。
トイレ、洗面所共に2カ所ずつ設置しており、子どもたちができる限りスムーズに利用できるように配慮しております。
プログラムやアクティビティでキッチンを使用することを考え、安全生の面からガスではなくIHのキッチンになっております。
FORTUNA(ふぉるとぅな)中川教室外観です。前面大きな窓で太陽光は十分教室内に入ってきますが、子どもたちのプライバシーを保護するための工夫をしています。
安全面
- ◆各教室とも安全性を考慮し、お子さまの怪我や事故につながらないように配慮しています。
- ◆緊急時にすぐに避難できるように、出入り口は全部で4つ確保しています。(通常は2つです)
- ◆地震などの災害が発生した場合のために、懐中電灯、ラジオ、防災頭巾やヘルメット等の防災備品も完備し、防災訓練も年に数回行います。
- ◆非常時においては、教室周囲に徒歩10分以内の避難先としての大きな公園が3つ以上あるので安心してご利用頂けます。
都筑区放課後等デイサービス FORTUNA のプログラムの特徴
#1 解決志向型アプローチ(SFA)
子どもたちに何か問題が発生したとします。
まず、「何が原因なのか?」と考えがちです。
ところが
・原因がわからない。
・原因が一つとは限らない。
・原因がわかったとしてもなかなか取り除けないことがある。
・原因がわかったとしてもどうにもできないことがある。
と、いろいろ悩んでしまうこともあると思います。
上記のような場合、原因にこだわりすぎると原因を探るのに時間がかかってしまったり、解決する目途が立たなかったりすることがあります。
少し専門的にはなりますが、 問題が発生した際の焦点の当て方によって、
⓵「問題志向」今現在起きている問題そのものに焦点を当てる。
⓶「原因志向」なぜそれが起きたかという原因に焦点を当てる。
⓷「解決志向」将来どのようになりたいかに焦点を当てる。の3つに分けられます。
FORTUNAではカウンセリングマインドをもって子どもたちと接し、子どもたちとの人間関係を大切にし、子どもたちの心情を理解し、それらを受け入れた上で療育していくことを考え、⓷の「※解決志向型アプローチ(SFA)」を取り入れています。
※SFAとはブリーフセラピーモデルの一つで「原因を追究することにこだわらない」「解決に焦点を当てる」というアプローチのことを言います。
解決とは問題を解決することではなく、「新しく何かが構築されること」「解決を構築すること」「より良い未来の状態を手に入れること」です。すなわち原因にこだわることなく、原因よりも解決に焦点を当てるアプローチなのです。(もちろん原因を追究することが役に立つこともあります。原因と結果の関係がはっきりしていて原因を知ることでトラブルが予防できる時などは原因を明らかにすることが有効なのは言うまでもありません)
次は解決志向型アプローチによりお子さまの状態を把握し、概ね、中・長期と短期とおおまかに2つのスパンに分けてプログラム構成をしていきます。中・長期は、子どもたちを焦らすことが無いように積み重ねを基本としたプログラム構成になっています。短期は1ヶ月間や1週間単位を意識したプログラムで、より身近に「できた」「楽しい」を感じてもらえるように構成されており、プログラムを週単位で発展させ難易度を少しずつ上げて、個人での活動からお友だちとの協力活動やソーシャルスキルを学ぶことがスムーズに行えるように工夫しております。
私たちは 子どもたちに「できた」 「楽しかった」という経験をたくさん積んでいただき、他の子どもたちと楽しい関わり合いをたくさんもってもらいながら社会的自立を目指した生活への第一歩を踏み出してもらえることを目指しています。
都筑区放課後等デイサービス FORTUNA のプログラムの特徴
#2 感覚統合療法
発達障害と言われるものには、ADHD(注意欠如・多動)ASD(自閉スペクトラム症)LD(学習障害)DCD(発達性協調運動障害)などが知られています。これらは脳機能の役割がバラバラになっていたり、正常に働くのが困難な状況である場合に起こってしまいます。だから身体や心に問題があるわけではありません。もちろん子育ての問題でも無いのです。このように脳は感覚情報を上手くコントロールし、連動しながら身体を動かしたり、考えたりする器官です。この脳内での情報の連動が上手くいかないことが原因で特有の行動が発生していると考えられています。
また発達障害は感覚調整障害と呼ばれることもあります。コミュニケーションや注意・集中の機能は複数の感覚と身体の動きが高レベルでシンクロして出来る行動です。そのために基本となる感覚の発達が不十分な場合、コミュニケーションが上手く取れなかったり、注意や集中が上手く出来ないという行動につながるのです。
問題行動がある子どもたちの感覚がどのようにして育まれてきたのかを分析し、その子どもたちに合った適切な発達を促していくことが、「特有の行動を起こしてしまうという困り感」を減らしていく方法の1つであると考えられています。
少し専門的になりますが、ヒトの感覚には原始感覚と識別感覚の2種類があります。この原始感覚というのは「人間の発達の土台となる感覚」と言われており、身体の姿勢維持、身体の操作をし安定させるための感覚なのです。その原始感覚の1つに固有感覚というものがあり「重量感覚」「位置感覚」「抵抗感覚」「運動感覚」の4種類に分けられ、力の流れを感じとる機能があり、同時にヒトが生活する上で適切に身体を扱う役割を担っています。
ヒトは生物学上必要なこのような感覚を育てるために、幼いときから無意識のうちに自己刺激行動を行っています。(走る・飛ぶなど)しかし、発達に少し遅れがあったり、隔たりがあるために固有感覚が上手く育って無い場合は、他の子どもたちよりも自分に強く刺激を入れようとする傾向にあり、「やたら動き回る子」や「注意が足りない子」などと誤解されやすくなります。「不器用な子」もある意味このような状態にあるといえます。
そういう観点からみると自己刺激行動というものが、発達段階の子どもたちにとって必要な行動だと理解して頂けると思います。
「感覚統合」という考えは、アメリカ人のDrエアーズによって提唱されたもので、目的としては「やりたいことがあり、それができる存在となり、環境からの要請に対して満足感をもって対応でき、自己を意味ある存在に導くようにすることである」といっています。すなわち「その子どもたち自身が、自分の力を理解し、世界で生きていくための自立した力を獲得すること」を目指しているのです。
FORTUNAでは、このような考えから、運動を通して筋肉や関節にある感覚(先程の述べた固有感覚)に刺激を入れる行動である「自己刺激行動」を活用した療育や発達障害の1つである微細運動・粗大運動に不器用さを抱えているDCD(発達性協調運動障害)の子どもたちの療育にも積極的に取り組んでいます。
都筑区放課後等デイサービス FORTUNA のプログラムの特徴
#3 行動分析学(ABA)
都筑区放課後デイサービス FORTUNA では居場所づくりを意識した集団形成を基本としており、子どもたちが安心して生活を送れる場でありたいと常に考えています。そのためには集団内の人間関係をどのように作り上げていくかが非常に重要になってきます。
その中で「行動」という言葉に注目してみます。行動には法則があり、その「行動」の「法則」を明らかにしてきた学問が「行動分析学:(Behavior Analysis)」と呼ばれるもので、米国の心理学者であるスキナーが提唱した学問です。現在、この学問は子育て支援、教育、カウンセリングなど様々な場面で活用されており、その応用領域をまとめて応用行動分析学(ABA: Applied Behavior Analysis)という言葉で呼ばれています。
学問の観点から少し考えてみましょう。
子どもたちの一日の行動は限られており、その行動の中は大きく分けて「適切な行動」と「問題となる可能性がある行動」の2種類(個人によって比率は様々です)から成り立っています。そうした場合、「適切な行動」が増えると結果的に「問題行動」が減るというのは理論上、ご理解いただけると思います。しかし、現実はなかなかそう簡単にはいきません。強化の原理、弱化の原理を踏まえながらコツコツと根気強く、「適切な行動」がとれることを意識して療育していくことが重要だと考えています。
人は環境から影響を受けています。他の人も環境の1つです。誰かの行動が変わるとそれに影響を受けます。このように人は相互作用の中で生きているのです。
FORTUNAでは、子どもたちの良いところ・出来ているところに注目しそれを認める指導を心掛け、「問題行動を減らす」という発想ではなく、「どのようにして適切な行動を増やしていくか」という発想で療育しています。
都筑区放課後等デイサービス FORTUNA のプログラムの特徴
#4 認知行動療法
認知行動療法という言葉をお聞きになられた方もおられるかと思います。この行動療法は行動主義心理学に沿っており、行動主義心理学とは、「こころ」というものは、それ自体は目に見えないものだが、目に見える行動を捉えることで理解は可能ではないかとする学派が提唱しているもので、基本的な考え方として「行動」や「学習」に注目することが認知行動療法のベースとなっています。
例えば、「ある子どもに身につけて欲しい行動を学習させたい。そのために、その子どもにやめてほしい行動の代わりに、どんな行動をしたら良いのか学習させる」とします。
そのためには、環境を理解する練習、行動をより具体的、客観的に捉える練習や相手への対応の仕方、修正方法を考える練習を行わなければなりません。それが社会的スキル訓練や、認知の再構成、問題解決訓練などの実施につながり、これらが(認知)行動療法とよばれるものになります。これらには具体的な手続きとして様々なものがあり、必ずしも何か決まったプログラムがあるわけではありません。
認知行動療法においては出来事や経験を通して学習し不適応という流れになっているという考えがあります。この不適応が起こる場合は何かしらの「よくない学習」が起こっているという観点から考察します。
誤学習、過学習、未学習といった言葉があります。その一つ未学習について考えて見ましょう。読んで字の如く、まだ学習していないという意味ですが、どういったことを指し、どのような不適応の状態になっているのでしょうか。
例えば、未就学児が春から晴れて小学校に進級したとします。幼稚園や保育園での生活とは色々と違う生活が始まるでしょう。まず学校の始業のチャイムです。一概には言えませんが、新1年生にとって、始業チャイムが鳴ったときに席についているという経験をしている子どもは少ないかと思います。だから子どもたちはどのようにして良いかわからず戸惑います。座っていない子、トイレに行けていない子、友だちと騒いでいる子、いろいろな態度の子どもが見られることでしょう。それらを先生や色々な人たちから教えてもらい「チャイムが鳴ったら教室に戻って静かに席につく」ということに慣れていくことで不適応になりにくくなります。しかし、学習する機会が失われたり、学習できないままでいると”学校嫌い”すなわち不適応の状態につながってしまう可能性があるのです。すなわち未学習では状況に適応していくために必要とされる行動や習慣、考え方などが十分に形成されていない状態だといえるのです。これは必ずしも子どもたちだけに限らず大人の方々にも当てはまります。
このような観点から、特に認知行動療法では、なぜ不適応が生じたのかといういわゆる原因にはあまり着目しません。原因というものは過去に起こっていることなので、なかなか判断が不可能で検証しにくいからです。それに対して問題行動(不適応な状態)がなぜ今現在も同じような行動が何度も繰り返し生じている。維持されている。ことのほうが理解として重要であると考えられています。
このように認知行動療法とは、学習理論、行動理論をベースとして不適応に陥っている行動の治療改善を目的とした技法なのです。
都筑区放課後等デイサービス FORTUNA では、子どもへのアプローチとして必要である場合はこの技法を用いて療育していきます。
都筑区放課後等デイサービス FORTUNA から保護者さまへの対応や保護者さま同士の連携について
私どもの経験上、保護者の皆様方はご自身のお子さまの生育状況について、心配事や不安事を一人もしくは家族内だけで抱えて、悩んでおられる方が多いと感じています。
FORTUNAの職員が保護者の皆さんにしっかりと寄り添い、他人に話せない苦しいこと、不安なことや心配なこと等を気兼ねなく話していただくことが心の安心・安定に必要であると考えています。FORTUNAが職員と一緒にいろいろとお話しする場、笑い声が聞こえるような心の拠り所にしたいと思っています。
大切なことは「一人ではない」ということです。私たちも全力で寄り添いますので、是非、心の中の問題を話してください。そして、お話の内容は職員全員で共有し、今後の子どもたちの療育に活かしていきたいと思っています。
また、子どもたちの発達の問題には食事や睡眠の問題も大きく関係していると言われています。子どもたちのために「夜は早めに就寝させる」「ゲームができる時間をハッキリさせメリハリをつける」「出来るだけ偏食にならないように食事に気をつけていただく」など、ご家庭において規則正しい生活をおくっていただくことも子どもたちの成長のためには必要です。そのためには保護者の方の協力は必要不可欠なのです。
都筑区放課後等デイサービス FORTUNA のプログラムの一例
プログラム内容は内閣府が発表している『年齢期ごとの施策び基本的方向』に沿って作成しております。
上記はあくまでも参考例です。
私どもの療育プログラムは、応用行動分析やTEACCH、認知行動療法、感覚統合療法やソーシャルスキルズトレーニングなどを用いながら、一回完結型、数週に渡って難易度が徐々に変化していく進化型、友だちと協力しながら物事を達成する協力型、個人の特長を活かす特長型など子どもたちの療育状況にできるだけ合わせた様々なプログラムを準備しています。
ご入所いただいた場合は、その月の半ばまでに来月の新しいプログラムを配布いたします。その目的や何を行うのかがわかるので、お子さまの目的に応じて通っていただけます。
運動 公園や教室を利用して、文部科学省公認のフィットネストレーナーや厚生労働省公認の健康運動指導士がプログラムを作成し、子どもロコモ予防、体幹強化、敏捷性、リズム感を養うような簡単な運動から、プロダンスインストラクターによるダンスレッスン、触覚、固有受容覚、前庭覚等の感覚統合を目的としたちょっと複雑な運動までをコーディネーショントレーニングを中心に、個人のレベルにあった運動療育を行います。 |
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工作 遊びの要素をふんだんに取り入れながら様々な素材に触れてもらい触覚に刺激を与え、その上で自由な発想を引き出して、芸術的感性と創作意欲を養いながら達成感を育めるように療育します。また、細かい作業を行うことで手指の巧緻性や運動協調性などの向上にもつながります。 |
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クッキング お題に合わせ必要な材料を自分たちで考えて、買い出しすることから始めてもらいます。 役割分担をはじめ、お友だちと協力することで協調性や社会性そして「できた」という達成感も養います。 |
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学習 お子さまの特性に合わせた学習環境を整えています。プログラムの中にも自分たちで調べたり発表する機会を設けて学習することに少しでも興味が持てるように工夫しています。宿題がある場合、基本的には子どもたち自身で自立して取り組めるように促します。難しかったり、わからないところがあれば先生がお手伝いをしながら一緒に取り組み、子どもたちの「できた」「やれた」につなげていきます。 |
一日の流れ
平日
14:00〜17:00 | 下校時刻等に合わせて学校、ご自宅に送迎をします |
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14:00〜15:00 | 到着、宿題(下校時刻によって変動します) |
15:00〜15:20 | おやつ |
15:20〜15:30 | 始まりの会 |
15:30〜16:50 | プログラム&自由時間 |
16:50〜17:00 | 帰りの会&下校 |
土・祝
10:00〜10:30 | 宿題 |
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10:30〜10:40 | 始まりの会 |
10:40〜11:40 | プログラム |
11:40〜13:00 | お昼ご飯&休憩 |
13:00〜15:00 | プログラム |
15:00〜15:20 | 〜おやつ休憩 |
15:20〜15:50 | 自由時間 |
15:50〜16:00 | 帰りの会&下校 |
都筑区の放課後等デイサービス FORTUNA の衛生管理(感染症・コロナ対策等)
都筑区放課後等デイサービス FORTUNA では、子どもたちの健康管理・衛生管理のために全力で取り組んでおります。
- ◆各部屋同士、天井と壁の隙間を広く取り、室内の空気が有効的に流れるように工夫しております。その上で換気を定期的に行い、常時、新鮮な空気と入れ換わるように注意しております。また、各部屋にプラズマクラスター付きの加湿空気清浄機を設置しており、コロナをはじめとするウィルス感染症、花粉症対策を積極的に行い、子どもたちの健康管理 衛生管理に留意しております。
- ◆玄関をはじめ、各所に消毒用アルコール等の除菌グッズを設置し、できるだけウィルスや細菌からの暴露を防ぎます。
- ◆子どもたちには薬用石鹸等で手指の洗浄、うがいなどをこまめにやってもらうように注意喚起を促しております。
- ◆子どもたちが使用した玩具、本等は利用時間終了後、職員がアルコールや塩素系洗剤等を用いて消毒しています。また、食器類については、日々の消毒に加えて、週に1回、熱湯による滅菌消毒も行うようにしています。
- ◆送迎車には除菌スプレー、およびアルコールスプレーを常備しております。
- ◆トイレ、洗面台は全て抗菌処理が施されております。
- ◆その他、職員全員が子どもたちの健康管理・衛生管理に十分注意をはらっております。