こんにちは。都筑区の放課後等デイサービス FORTUNA です。
今回は発達性協調運動障害(DCD)の学童期(約5歳~約12歳)の子どもたちの生活における困り感の例をあげていきましょう。ただし、あくまでこれは例えばです。発達の段階によって困難さの程度や内容は異なってきますので、専門の先生による慎重な判断が必要です。ご理解下さい。また、日常生活での行動や学校の体育の授業での様子も重要な要因となってきます。専門の先生は保護者や学校の体育の先生とのコミュニケーションを取る必要があると思います。
(少なくとも私は聞き取りと子どもの様子の観察にかなり時間をかけ、それから判断しています)
では、粗大運動と微細運動について。(あくまで例なので、あっ!自分の子に当てはまる=DCDとは言いきれません。最終的には経験のある専門の先生の判断によりますので、自己判断や素人判断をするのはおやめください。そこだけはお間違えのないようにお願いします)
<粗大運動>
・立って靴下を履くときにふらつく。
・片足で5秒以上立っていられない。
・平均台を上手くわたれない。
・台から両足ジャンプで飛び降りることができない。
・ボールを狙ったところに投げることができない。
・ドッジボールで当たりやすい。
・長縄跳びが苦手(入れない、跳べない)
・鬼ごっこですぐ捕まる。
・ラジオ体操が上手くできない。動きがぎこちない。
・お盆にのせたコップの水をこぼしてしまう。
・ダンスが上手く覚えられない。
・リズム感がない。
・じっと立っていられず、フラつく。
などです。
<微細運動>
・ボタンをはめたり、ジッパーを上げ下げするのが苦手。
・ハサミを巧く使えない。
・折り紙や紙類を巧く折れない。
・雑巾をしっかり絞れない。
・文字のバランスが悪い。マス目からはみ出してしまう。
・食べ方が汚い。食べこぼしが多い。
などです。
同年代の子どもと比べて、例に示した様子や状態が頻繁に見受けられ、学習面や生活面において支障が出ているような場合はDCDが疑われます。しかし、何度も申し上げますが、これらがみられるからDCDとは限りません。専門の先生とのモニタリングや先生の日常の様子の観察などによって判断されます。
FORTUNAでは、DCDまたはその疑いがあるために困り感をもっている子どもたちに対して、先生たちがどのように指導や支援をしていくかを常に考えて、プログラムの中に組み込んでいます。
都筑区の放課後等デイサービス FORTUNA 運動担当
放デイ FORTUNA 発達性協調運動障害がある子どもの困り感の例