都筑区 放課後等デイサービス FORTUNA <小学校における支援体制について⑩>

こんにちは。都筑区の放課後等デイサービス FORTUNAです。

 

前回の続きです。

 

この学習支援員の方の経験談から考えていきます。

 

【彼が関わったある子どもは、小学校2年~4年までほとんど勉強をしませんでした。友だちを叩いてしまうこともあり、学校生活にもさまざまな困りごとを抱えていました。

そこで私はその子に、あえて勉強させませんでした。一緒に遊んだり、絵を描いたり、動画を見て感想を話し合ったりしながら、その時期にその子が必要としている関わりを大切にしました。勉強は1日10分ほどの日もありました。(原文ママ)

 

「なぜ、そうしたのですか?」と聞かれ、彼は「勉強を嫌いにしないためです」と答えています。

 

出来ない経験や叱られる経験が積み重なると、「自分は出来ない子だ」という思い込みが生まれます。彼は、その「傷つき体験」のほうが、勉強が少し遅れることよりも遙かに大きな影響与えると言っています。

 

それはある意味正しいと思いますが、それだけではないとも思います。

 

「小学校の学習内容なら3ヶ月もあれば取り戻せます。それよりも「学びたい」という気持ちを失わないこと、自信を持てることのほうが、その子の将来につながります」(原文ママ)

その子はその後、中学校でも無理に勉強を強いられることなく過ごしました。そして高校へ進学してから、自分から「勉強が必要だ」と感じるようになり、仲間との出会いにも恵まれ、高校のHPで、自分の言葉で学校の魅力を生き生きと語るほど素晴らしい模範的な生徒になったとのことでした。

また、逆にその子の発達段階に合わさず無理をさせた結果、逆効果になった例もたくさん知っている、見てきました】(原文ママ)

 

私はこの文章を読んで、正直、本当の話かなと思いました。

 

いろいろ矛盾があるのは既に述べてきましたが、気になったのは、「小学校の学習内容なら3ヵ月もあれば取り戻せます」という文言です。

 

この意見は、教育現場よくをわかっていない人の発言だと言わざるを得ません。

二年生から四年生までほとんど勉強していないというのは、教科の土台となる部分が出来ていないということになります。

また1日10分の勉強でどこまでやれるかです。この年代は勉強することが山ほどあります。また、出来ていない教科が一教科なのか複数の教科なのかによっても大きく変わってきます。

もし本当に3ヶ月間で学習の遅れを取り戻せるのであれば、授業に年数を掛ける必要はありません。

また、困りごとがある子どもが勉強に集中する練習、そして勉強に取り組む練習をしなければならないため、3ヵ月はあまりにも短いと思うのです。

この話が本当だとしたら、非常に希なケースであると思います。希な話を表に出されても、何だかなあ・・・と思います。

 

私の本音は「できるわけない!」です。

 

<続く>

 

放課後等デイサービス FORTUNA