都筑区放課後デイサービス FORTUNA  療育風景

こんにちは。都筑区の放課後等デイサービスFORTUNAの校長です。

 

色々、仕事が立て込んでおり昨日の療育の様子を書くのが1日遅れてしまい申し訳ありません。

 

昨日は、子どもたちの国語力の確認も踏まえて、”文をつくる練習をする”というテーマで私がプログラム活動を担当させて頂きました。

 

文をつくると言うことに関して簡単に説明しますと、言葉の単位としましては、「単語」が集まって「文節」というものになります。その次に「文節」が集まって文になります。「文」が集まって、「段落」になり、最終的に「段落」が集まって、「文章」というものになります。

 

ご存じだと思いますが、言葉の単位には自立語と付属語があり、日本語のパーツとなる品詞というもので成立しており、自立語の中には名詞、動詞、形容詞、形容動詞、副詞、連体詞、接続詞、感動詞があり、付属語には、助詞や助動詞といったものがあります。

 

また、文の成分として、主語、述語、修飾語、接続語、独立語が挙げられます。

 

FORTUNAに来てくれている子どもたちには、「挨拶をしっかりしてもらう」「ありがとう」や「ごめんなさい」を素直に言える。「もしもし」と自分で電話を掛けてもらうなど、将来的に集団における社会的自立を目指す上で重要な、「場面に応じた適切な言葉を自身で発言できる」ように生活面で気をつけて療育しております。

 

その結果、ほぼ全員の子どもたちが適切な言葉を選択し、先生方に話すことができるようになってきました。

 

ただ、話すことはできるが、実際に自分で話す内容を文にできるかを確かめるために、今回は色々な状況を想像しながら、文をつくってもらいました。

 

主語、述語という基本的な骨格を軸に、様々な言葉の種類のカードを作り、それを子どもたち自身が選び、それにあった文をつくるという活動でした。(例えば、私は昨日、カレーライスを食べました)この文章においては、「私は、昨日、カレーライス食べました」のように、やなどの係助詞(主語と述語の関係性を示す言葉)などを中心に確認を行いました。

 

活動に取り組んでいる最中は、離席するような態度の子どももなく真面目に参加できていました。

 

プログラム内容でいうと、物語調で想像して文を作ることが出来ている子どももいる反面、あれだけ口頭ではおしゃべりが出来るのに、文という形に変換することが難しい子どももいることに少し驚きました。

 

出来ていない子どもの特徴としては、名詞だけ(関連性はありません)を並べてしまう子ども、助詞の使い方がよく理解出来ていない子ども、文をつくること自体に興味がない子どもなど様々な様子がみられました。

 

ある程度文を作ることができる子どもたちは、個性的で非常にユニークな文を組み立てていました。

 

子どもの発想力にはいつも驚かされます。

 

今後も、子どもたちのレベルにあった基本的で正しい言葉を覚えていって貰えるようなプログラム活動を行っていきたいと思います。

 

 

                         放課後等デイサービスFORTUNA