こんにちは。都筑区放課後等デイサービス FORTUNAの運動担当です。
心理の先生から引き継ぎます。理由はそれぞれですが、FORTUNAに通ってきてくれている子どもたちは、何かしらの困り事、困り感をもっている子どもたちが多いです。
塗り絵を上手くできない子どもも中にはいるでしょう。そんな子どもたちに正しい療育を行うためには別のアプローチをしなければなりません。では、どういった療育をしていけばよいでしょうか。
まずは、塗り絵が上手くできない子どもをよく観察することが大切です。視覚に問題(視覚の低反応)があるDCDの可能性があるからです。
1)視覚情報が適切に入力できない<入力> 2)脳内でその情報をスムーズに処理して認識できない<処理> 3)視覚情報に対して、適切に身体を動かすことができない<出力>
の3つがあり、この入力、処理、出力、いずれかもしくは全てに問題があると不器用さにつながってくるのです。DCDや書字に問題を抱える人は視覚的ワーキングメモリが低い傾向にあるということも報告されています。
このように視覚機能の困難さが、運動の苦手さや絵を描いたり文字を書いたりする場合の指先の運動の困難さにつながっていると考えられるのです。
視覚の低反応へは、視覚情報を処理する経験をたくさん積むこと、視覚と指先(固有感覚・微細運動)を同時につかうことや視覚と身体(固有感覚・粗大運動)を同時につかうことが大切です。
一方、目そのものに何らかの問題がある場合は、視覚情報が適切に入力できないことに問題があるということなのでアプローチの仕方も変わってきます。
微細運動については別の機会に説明します。
都筑区放課後等デイサービス FORTUNA 運動担当
都筑区放課後等デイサービス FORTUNA 塗り絵 ③