こんばんは。都筑区放課後等デイサービス FORTUNAの心理担当です。
今回は、ターゲット行動の設定の続きです。一気に書き上げてしまいました。
ターゲット行動の設定のアセスメントのため別の例をあげてみましょう。
きっかけ ⇒ 行動 ⇒ 結果の流れです。
イライラする(きっかけ) 叩く(行動) スッキリする(結果)
「叩く」行動の機能≒理由はストレスの発散。これも「適切な行動」ではありません。ストレスが発散できる代替行動として、アンガーマネージメントなどを利用し、リラクゼーションなどのストレス発散方法をみつけるのが良いでしょう。
このように問題行動(ここでは友だちを叩く)が一緒でも、必ずしも常に同じSSTが有効だと予測されるわけではなく、叩く行動、問題行動の機能が異なれば練習する代替行動も変わってくるのです。
このように子どもの「未学習」や「誤学習」に対する支援のやり方の1つが社会的スキル訓練(SST)があります。そして行動の「機能」≒を重視したSSTが求められます。そのことによって、目標設定や対応方針を子どもと共有することも可能になるのです。
都筑区放課後等デイサービス FORTUNA 心理担当
都筑区放課後等デイサービス FORTUNA ターゲット行動の設定②