都筑区放課後等デイサービス FORTUNA 発達障害への理解①

こんにちは。都筑区放課後等デイサービス FORTUNAです。

今回から発達障害について理解していただき、もう一度認知行動療法について説明をします。言葉が変わってはいますが、内容的には以前に書いたのとほぼ同じです。

お子さまが発達障害をお持ちの場合、療育施設で行われている認知行動療法とはどういうものなのか、またご家庭でどのように対処していけば良いのかを簡単に書いていきますので、参考にして頂ければ良いかと思います。

認知行動療法とは、臨床心理学のアプローチの1つで、成人の鬱病や不安障害といったものに対しての治療法として開発されたものです。

1)知らず知らずのうちに自分を苦しめてきた「偏った」「過剰な」あるいは「不合理な」思考(認知)や行動の悪循環が
                           ↓

2)自分の問題の形成と維持に関係していることに自分自身が気づき

                           ↓

3)考え方と行動パターンを現実に照らし合わせて再検討するとともに、自らの思考や行動を現実に即した状態にセルフコントロール出来るように支援する。というような考え方です。ちょっと難しいですね。(何言ってんのかわかんないですね)

大人や成人の場合、人は誰しもが考えたり、行動したりしながら生活しています。だから何も考えない。何も行動しない人は基本的にはいないと思います。そのような中で日常生活、特に社会において対人関係上、自身の思考や行動が結果的に周りの人との相互作用において、良くない結果を導いてしまう(例えば、良かれと思ったことが相手に対しては相手にとっては不快だった)ということも日常の中ではあることです。

そういった悪循環が、療法の対象となるので自分自身や保護者、周囲の人たちが気づいてどう修正したら良いのかということを考えてセルフコントロール(自分で自分の思考や行動をコントロール)出来るように支援していくというのが、認知行動療法の考え方なのです。

この話は大人が対象ですから、子どもに置き換えて話しをすると、このセルフコントロールということ自体が非常に難しい課題となってきます(特に未就学児や小学校の低学年においては)

しかし、やっていかなければ進歩がないので、年齢に応じて自分で自分の行動をコントロール出来るように支援していかなければなりません。

最終的には子どもたち自身がセルフコントロール出来るようにサポートしていくというのも教育の現場でとても重要視されるところです。すなわち、先生たちがいなくなっても子どもたちが自分自身で行動を振り返りながら、適切な行動を選択したり実行したり出来るように、子どもたちが目の前にいるうちにそのような視点を持ちながらサポートしていく必要があるのです。

次回はもう少し具体的に話をしていきましょう。

都筑区放課後等デイサービス FORTUNA 心理担当