こんにちは!
都筑区放課後等デイサービスFORTUNAです!
本日の療育風景をお届けします!
今日は午後に外国の先生に来ていただき、運動×英語の活動を行いました!
いきなり少し話は逸れますが、FORTUNAの英語の活動もただ英語を聴かせるだけではありません。
今後お子さんたちが学校でも、習い事でも英語を学んでいくことを考え、SLA(second language acquisition)という理論の要素も取り入れた外国語活動を行っております。
SLAがどういうものかと言いますと、簡単に言うと「どのように効率よく第二言語を習得できるか」という理論になります。※ここでは英語ですが、第二言語なので中国語や韓国語等も第二言語と言えます。
その一つに「英語を英語のまま吸収し、都度都度の日本語訳を伴わないで行うやり方」があります。
日本人でも机に向かう英語はよくできても(TOEICの点数が高い人等)、いざ生のコミュニケーションになると意外と話せない人が多いというのはよくある話です。
これはいままでの学校教育の英語の勉強の仕方が、教科書を読み、発声し、ノートに訳を書く、単語帳で一生懸命英語と日本語を交互に見て覚えるというやり方をしていたことが一因と言われています。テストを思い出していただければ想像しやすいですが、英文の単語を一つひとつ日本語にして解いていた方もいると思います。
これが英語をわざわざ日本語訳にするプロセスを生み、会話がなかなかスムーズに行えない理由の一つともいわれています。
※もちろんこれだけではなく、「恥ずかしい」や、「間違えたらどうしよう」と臆してなかなか積極的に英語を話せないことも関係している場合があります。
では日本語訳を頭の中でする場合としない場合の違いを見てみましょう。
・日本語訳を伴わない「英語を聞く→英語で理解する(イメージできる、わかる)→英語で返す」=コミュニケーションの流れをスムーズに行うことが出来ます。
・日本語訳を伴う場合「英語を聞く→この単語は日本語でこうでその次の単語は日本語でこうで・・・・→じゃあ答えを英語で言うとするとこの日本語は英語でこうで・・・・・・→英語で返す」=上記に比べ無駄なプロセスが発生してしまいます。
もう少し簡単にすると
日本語訳を伴わない場合:Dogと聞く→🐕
日本語訳を伴う場合:Dogと聞く→Dogは犬→🐕
円滑なコミュニケーションを行う場合は前者がいいことは言うまでもありません。
長くなる為要点のみお伝えしましたがFORTUNAの英語活動ではなるべく英語圏の新生児が英語を習得していくようなやり方で英語に触れられる環境を作ってあげたいと考えています。(成績向上やバイリンガルにするということを約束するものでは決してありません)
余談ですが、生まれたての赤ちゃんはあらゆる言語の音を聴き分ける力があるといわれています。その力は成長と共に一つの言語に絞られていき徐々に他の言語の音の聞き分けはできなくなっていきます。
そこで絞られた言語こそが第一言語=母国語=私たちで言う日本語なのです。
少し前置きは長くなりましたが、今日のプログラムもこの理論に則り進めています!
今日の活動でも、runを日本語にはせず、実際に教室の中を走り、実際にrunすることで単語を覚えてもらいました!
やはり体で覚えるのは効果的です。
他の単語だとslowlyという少し難しい単語も覚えてくれていました!
子ども達も興味津々で活動が始まると楽しそうに参加してくれているのが印象的でした!
英語の発音も職員が驚くほどきれいな発音をしている子もおり、子どもの耳はやはり吸収力がすごいなと思いました!
次回の英語の活動が楽しみです!
外国の先生が来てくれる日は多くはありません。
プログラムに英語活動がある日はぜひ来てみてください!