都筑区放課後等デイサービスFORTUNA 「6歳児の発達心理学」⑦

 こんにちは。都筑区放課後等デイサービスFORTUNAの公認心理師のKです。7回目となる今回は、6歳児の定型発達の「関係性の発達」についてお話したいと思います。また、定型発達はあくまで目安であり、全ての6歳児が定型発達の特徴を持つとは限らないことはご了承下さい。

 

【関係性の発達】

 6歳児にとって、どんなに些細な失敗でも受け入れることは大変なことです(Gesell Institute, 2011)。未だに自分が世界の中心だと感じている面もありますが、他者が自分と異なる考えや感情を持っていることも理解し始めます。6歳は親からもっと自立しようとし始め、親に対して葛藤と両価的な気持ちを抱きます。そのため、「大好き」から「大嫌い」と急に変化することもあります。6歳はきょうだいと比較されることにも敏感で、自分が劣っていると感じた際には、きょうだいに対して葛藤や競争心を抱くかもしれません。仲間は更に重要であり、仲間から受容されることで、家庭だけでなく社会的な関係により多くのエネルギーを注ぐようになっていきます。

 

 次回は6歳時の定型発達のまとめをお伝えしたいと思います。