都筑区放課後等デイサービス FORTUNA  割れ窓理論

こんにちは。都筑区放課後等デイサービス FORTUNAです。

突然ですが、みなさんは趣味というか好きなことをお持ちですか?

最近はオミクロン株の出現でいけていませんが、私はサウナに入るのが好きです。
「気持ちいいよね」とか、「あんな熱いところによく入れるな」とか、「熱いところから冷たい水風呂に入って心臓は大丈夫?」など賛否両論、いろいろあると思います。
が、私はサウナによって心も身体も整えられている一人です。
静かに瞑想しながらサウナに入って汗を流す。私にとっては、疲れたときの最高の時間なのです。

しかし、悲しいことにその静寂は破られました。(ご注意:これはオミクロン株が出現する前の話で、感染者数がほとんどいないときの話です)

それと割れ窓理論がどう関係するのか。そもそも割れ窓理論とは何なのか?

「割れ窓理論」とは、アメリカの犯罪学者 Drジョージ・ケリングによって提唱された、「1枚の割れたガラスを放置すると、いずれ街全体が荒れて、犯罪が増加する」という理論で、公園や地域の清掃活動を怠ったり、落書きなどを放置しているとそのうちそれが常套化して、あたりが無法化してしまいます。(実際に一つ落書きがあればいつの間にか落書きが増えていたり、草ぼうぼうの公園にはいつの間にかゴミが捨てられ、最後はとんでもない状態になっているのを何回もみてきました)
放置するのではなく身のまわりの小さな乱れに早く対応すれば、将来発生し得る犯罪を未然に防ぐ効果が期待できる。といえるという考え方です。
ニューヨークの昔がそうです。その当時、ニューヨークは犯罪都市でしたが、当時のジュリアーニ市長がこの割れ窓理論を実践し、割られた窓の修理や落書きなどの消去と共に軽微な犯罪まで徹底的に取り締まりを行いました。その結果、犯罪が大幅に減少したと言われています。
そしてニューヨークのイメージは大幅に変わり落書きで有名であった地下鉄は、今ではきれいな車体で、安全な乗り物としてニューヨークの市民の足になっています。


もちろんこの理論に異を唱える学者先生もおられますが、実際にきれいになったのは事実なので今は良しと私は判断してます。

で、サウナの話に戻りますと、私がサウナに入って静かに瞑想していたとき(他のお客さんもおられましたが、コロナ禍ということもあり距離を取るように店からも通達がある中、皆、距離を開けて静かにされていました)
そこに学生らしき若者が2人入ってきました。彼らは周りの人のことを気にすることもなく、大きな声でしゃべり始めました。私も閉じていた眼を開け、彼らを見ました。周りの人たちも同様の行動を取っていました。中には睨みつけている方もおられましたが、全くお構いなしに話を続けています。当然、非常に不愉快な気分になりました。
そうすると、今まで静かにしていた人たちの中で話始める人が現れ始め、新しくサウナに入ってくる人の中にも話をする人が出てきました。
こうなってしまったら、静寂なんてどこにもありません。私は非常に不愉快な気分でサウナを出ました。ほかに出ていく方もおられたので同じ気持ちだったのかもしれません。

一つの窓が割られると、ドンドン他の窓も割られて無秩序になる。一人がしゃべると、みんながしゃべりだして無秩序になる。これも割れ窓理論の一例なのかなと思いました。
皆さんも学生時代、部屋が汚いまま放っておくとドンドン汚くなっていった経験はありませんか?

いつもは楽しかったサウナの時間が、悲しい気分のサウナの時間になった話でした。

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