都筑区放課後等デイサービス FORTUNA 西欧日記#1

都筑区の放課後等デイサービスFORTUNAです。

 

さて、昔々にちょこっとお話ししたかもわかりませんが、私がヨーロッパ(西・東欧)を放浪していたときの話が途中で終わってしまっていたと思います。

 

どうでもよい話なのですが、中途半端も気持ち悪いので最後まで書いてしまうことにします。

 

これは私が実体験した話です。面白い話、変な話、恐い話など色々有りますが気にいらない場合は、すぐに読むのをやめてもらってかまいません。

 

それでは、はじめます。

 

嘘のような話ですが、今から約40年ぐらい前は、飛行機にまだ喫煙席があるぐらい緩い時代でした。

(アメリカを横断したときは、知人の親戚が凄く地位のある人であのワールドトレードセンターの最上階で雲の上での食事(ランチ)をご馳走になりました。その時の話は別の機会にします)

 

そんな時代に日本の大学に留学していたロンドン大学の学生と仲良くなりました。彼は英国人だったので、まずは彼の下宿とコッソリとロンドン大学の学生寮にもしばらく住まわせてもらうことにしました。

 

バイトで貯めた僅かなお金を握りしめ、ヒースロー空港に降り立ち私の一人旅は始まりました。

 

英国のロンドンから一人旅を始めました。ほとんど忘れてしまいましたが、最初は時間を掛けて大英博物館、ビッグベン、ウェストミンスター寺院にピカデリーサーカス、ロイスビルにトラファルガー広場、テムズ川(この当時はLondon Eyeと呼ばれるテムズ川沿いの観覧車はありませんでした)BTタワー等のおきまりのコースを延々と歩いて散策しました。2階建てバスに乗るのが何となく恐くて、ほとんど乗らず、移動は徒歩もしくはtubeを利用し、凄くワクワク、ドキドキの地下鉄ライフを楽しみました。

 

キングス クロス駅のエスカレーターは木製で面白かったですし、(残念なことにその後、火災が発生し焼け落ちてしまいました)ハリポタで有名になったチャーリングクロス駅、エンジェル駅にある英国一深いエスカレーターなど、ロンドンでの私の一番のお勧めは地下鉄巡りでしょうか、非常に面白かったです。ちなみに居候させてもらっていたのはケニントンという駅の近くでした。

(Mind the Gap!) とか  (Gap!)  <足下に気をつけて!>

という駅員さんの大きな声を今でも覚えています。

 

 

夜は夜で、楽しみにしていたスポーツパブへ。入り口には「ユニフォーム姿お断り」の文字がでかでかと張られています。

 

後で聞いたところによると、ライバル同士のサッカーの試合は多いに盛り上がり、ファン同士でケンカが絶えないため、ユニフォームで来るのが禁止となっていたようです。

 

カウンターに腰掛けて大勢の人と一緒に大型テレビでサッカー(フットボール)中継を、見ながらビールを飲むのは最高です。怒号が飛び交い、ブーイングの嵐、ゴールしたときの大騒ぎ、たまりませんでした。すぐに色々な人と友だちになれ、楽しい時間を共有することが出来ました。

 

酒はビールで、バス(バスペールエール)の1pint(ワン パイント)これがめちゃくちゃ美味しかったです。あとはウイスキーからバーボンやラム、知らない皆さんと一緒に飲みまくりました。

 

酔っ払ってしまえば万国共通!当然、ダークな世界へのお誘いが掛かります。

気がつけば暗い怪しい店が建ち並ぶ通りに友だちと一緒に立っていました。

 

よくよく目を凝らすと暗闇には幾人もの女性たちがタバコをくゆらせながら立っています。

 

その横を通り過ぎるときに「Hey! cherry boy!」と大きな声を掛けられました。「誰がチェリーボーイやねん」と相手を睨むと、なんと女装をした髭のそり跡がまだ青く身長が、皆190cm近い大男です。(今でこそLGBTQの問題で余り気にもならなくなりましたが、その当時では最先端でしょう)「俺、チェリーボーイやないし」と言い返すと、その人たちからは大きな笑い声とウインクや可愛いとか言われ、最後は気をつけてね!と優しい言葉も掛けられました。

何事もなく良かったのですが、内心は恐くてビビっていました。

 

またあるときは、友だちが無理をして面白い寿司屋が出来たので、寿司を食べにいこうと誘ってくれました。

今もあるかどうかわかりませんが、名前はYo寿司。夜寿司かとおもいきや、全く違い、そのままのYo寿司でした。

お店はロンドンにあり店員さんはもちろん外国人(日本人は一人もいませんでした)なのですが、どこかで日本語を覚えてきたのでしょうか。店に入ると至る所で英語のあとに「○×△□*&#! よー」と必ず最後に「よー」という言葉がついてくるお店でした。

「なるほど、これでYo寿司ね」と納得してしまいました。

 

また座席の後ろ床にはレールが埋め込まれていて、そのレールの上をワゴン型ロボットが飲み物を満載して運んでいます。飲みたい場合は、そのロボットから勝手に取るというシステムでした。

 

結局、一番安いサーモンが一貫800~1000円ぐらい(マグロ一貫1500~2000円ぐらいだったかな)だったので、お金がない私たちが入るべきところでは無いと判断し、ビールとサーモンとあと一品ぐらいを頼んでそそくさと店をでました。

 

他、色々と新しい発見や失敗はありましたが、1つ1つが勉強となり楽しい想い出になっています。そんなこんなで本当に楽しい時間を過ごせました。しかし、滞在して1ヶ月が経とうとしていましたので、そろそろ次の所へ行きたくなってきました。

 

次はヨーロッパ本土を目指します。(それにしても話が長くなりすぎてしまい、申し訳ございません。次回からはしょって「恐怖ー20℃の中での闘い」で終わることにします)

 

放課後等デイサービス FORTUNA